nutskey "ダンス・ダンス・ダンス(上)" 2026年7月1日

ダンス・ダンス・ダンス(上)
村上春樹の物語というと、おもむろに仕事を休み、金と時間の心配をせずにおしゃれな食事をしてジャズを聴き、美しい女と寝て、やれやれと余裕のある「僕」の話だろうと思った。ただ、読んでみるとそんなに余裕があるようには感じなかった。孤高とか孤独がひしひし伝わる感じじゃないけど、交わる人や物事をひたすら見送るような寂しさがある。 この独特な文体や登場する人物に特別好ましさは感じていないのに、続きが気になって、集中しやすい。寝る前や電車に乗っている時、疲れている時でも読むことの負担が少ない本だった。軽いわけではなく、ちゃんと物語を想像する楽しみもある。下巻も読んでいます。
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