"ライ麦畑でつかまえて" 2026年2月20日

古
@hh_
2026年2月20日
ライ麦畑でつかまえて
ライ麦畑でつかまえて
ジェローム・デーヴィド・サリンジャー,
J.D.サリンジャー,
野崎孝
自分を大人だと思っている子供の話。 成長途中の子供が憧れる粋な男になりきっている感じがして、恥ずかしい一方かわいらしかった。自分の欠落を自覚し、見つめることができないがゆえに、他責や逃避に走る未熟さが子供だった。大人になるとは、自分に非があるかもしれないと一旦自分を見つめなおせるようになるということなのかと思った。ただこの主人公は、幼稚さとともに素直さももっているのだと思った。同級生から容姿や行動を原因として虐げられている子に対して、その子の内面をみて人格を認識していたことや、尼さんに寄付をしたこと、成功した兄、優秀な弟妹に対して嫉妬するのではなく、誇らしく思い一兄弟として愛をもって接するところなどから素直さが感じられた。素直がゆえに大人に憧れカッコつけて、周りからどう思われているかなどを気にせず、ただまっすぐに自分の考えたことをやっていくところは眩しかった。 恩師から寝ている間に頭を撫でられたことにひどく怯えているのはなぜか気になった。ホモ(原文尊重)にトラウマがあったのか? 文体が癖があって面白かった。妹ちゃんがかわいい、愛おしい。
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