ライ麦畑でつかまえて
159件の記録
- K.K.@honnranu2026年7月9日読み終わった名作白水社野崎孝白水uブックスパブロピカソ-Pablo PICASSOJDサリンジャー-Jerome David Salinger孤独の小説。260ページまで読む価値なし。野崎氏の解説が的を射ている。 16歳のホールデンコールフィールドは、クリスマス休暇を目前にしながら、三つめの高校を処置なしとして放り出される。自宅にも帰らず、バーで踊ったり娼婦と会ったり知己に連絡を入れたりするものの、ホールデンに取り合う人は誰もいない。結末近くで、彼は唖でつんぼの人間のふりをして、日当たりの良い森の近くの小屋で暮らそうと夢想する。 『飛ぶ教室』と違って、遅めに読んで助かった。『若きウェルテルの悩み』的普遍性を持つ作品という評判はまあそうかも。『人間失格』と響き合うところがある。 ホールデンの悲しいのは、妹からクリスマス用のお小遣いを恵んでもらい断れずに泣くくらい孤独に蝕まれているのに、アントリーニ先生に撫でられると逃避的に家から飛び出すところ。関わりを持つべき年齢で適切に持てなかった人間の典型か。ホールデンの話に耳を傾けようにも、彼は嘘ばかり並べ立てるので、正面から向き合ってくれないのが難しい。 自分は子供のつかまえ役になりたいと思いつつ、崖下に落ちないよう、年長者から捕まえられそうになると逃げ出すホールデン。周囲はインチキで低脳で不潔で自分は違うと思っているホールデン。彼らの視座から離れすぎないように。
- K.K.@honnranu2026年7月4日読書メモ-読書日記-引用-抜粋-心に残る一節僕みたいにひどい嘘つきには、君も生まれてから会ったことがないだろう。すごいんだ。かりに雑誌を買いに行く途中なんかでさ、誰かに会って、どこへ行くんだってきかれるとするだろう。僕は、オペラへ行くって答えかねないんだな。ひでえもんだよ。p.28 それから僕は、ポケットに入れていた時刻表を読みだしたんだ。嘘をつくのをやめるためにね。僕はいったん嘘をつきだすと、その気になれば、なん時間でも続けられるんだ。嘘じゃないよ。なん時間でもなんだ。p.93 そのドレスを掛けながら僕は、なんだか悲しくなっちまったんだ。彼女がどっかの店に入っていってそのドレスを買うとこを思い浮かべたんだよ。店の者は誰も、彼女が売春婦だとかなんとか知りはしない。そのドレスを買う彼女を店員は普通の女と思ったろう。そう思うと僕は、ひどく悲しくなっちまったんだ──なぜだかよくわかんなきけどさ。p.150 「とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんなでなんかのゲームをしているとこが目に見えるんだよ。何千っていう子供たちがいるんだ。そしてあたりには誰もいない──誰もって大人はだよ──僕のほかにはね。で、僕はあぶない崖のふちに立ってるんだ。僕のやる仕事はね、誰でも崖から転がり落ちそうになったら、その子をつかまえることなんだ──つまり、子供たちは走ってるときにどこを通ってるかなんて見やしないだろう。そんなときに僕は、どっからか、さっととび出して行って、その子をつかまえてやらなきゃならないんだ。一日じゅう、それだけをやればいいんだな。ライ麦畑のつかまえ役、そういったものに僕はなりたいんだよ。馬鹿げてることは知ってるよ。でも、ほんとになりたいものといったら、それしかないね。馬鹿げてることは知ってるけどさ」p.269 子供たちはみんな例の金色の輪を掴もうとしてるんだ(金色の輪を掴まえると無料でもう一度乗れる)。フィービーもやっぱし同じことをやってたんで、僕は木馬から落ちやしないかと心配でなくもなかったけど、何も言わず、何もしないで、黙ってやらせておいた。子供ってものは、かりに金色の輪なら輪を掴もうとしたときには、それをやらせておくより仕方なくて、なんにも言っちゃいけないんだ。落ちるときには落ちるんだけど、なんか言っちゃいけないんだよ。p.328
立原透耶@ttoya2026年6月1日買った読み終わったかつて読んだ若い頃読んだ時の記憶では「主人公精神的にやばいのでは?」だったんだけど、今回おばさんになってから再読したら「いるいる、こういう大学生!」というものに変化していました。若い頃も今も,青春文学として感動はできなかったけれども、今の方がたいへん興味深くよみました。



紅茶とオレンジ@antagata-4522026年5月21日読み終わった心理の表現の仕方がすごい好き。傷ついてるんだけど、それを言葉にしないところ。主人公はどこか、乾いてるというか自分を俯瞰し過ぎている所があるなと思った。でもやっぱり子供で感情の抑えが効かない所があって、そこが魅力的だった。

藍@ai_uesugi1172026年5月19日読み終わった前半はどこか共感性羞恥のようなものを感じながら読み進めたが、後半からの孤独感とか心的違和感が刺さりまくっている。 たしかに、大人になったら「なんやこいつ」となってしまうかも。今読んでおいて良かった〜。

不立文字文文@huryumonji_ayahumi2026年4月4日読み終わった中学生の時に某暗殺漫画がきっかけで知った本。 当時英語版と見比べて読んだけど、お恥ずかしながら英語版の内容はさっぱり覚えてない。 主人公がタメ口で読み手に語るように物語が進むのが当時の自分には斬新で、一気に読んでしまった。


- パンラビ@pan_rabi2026年2月25日主人公ホールデンになぜか強い共感を覚えた。 解説にこんな一文がある。 「主人公ホールデンの言葉や行動が誇張にみちて偽悪的なまでにどぎついのは、大人が善とし美としている因襲道徳や、いわゆる公序良俗なるものの欺瞞性を何とかしてあばこうとする彼の激情の所産である。」 この一文を読んで、自分が感じていたものがはっきりした。 彼の粗暴な言葉ではなく、世界の構造を見抜いてしまう視線に、自分は似たものを感じていたのだと思う。

活字畑でつかまえて@catcher-in-the-eye2026年2月17日かつて読んだ嗚呼、ホールデン•コールフィールド! 僕は君にいかれちまって 人生が狂っちまった! 嗚呼、J.D.サリンジャー! 僕は貴方に狂っちまって 人生がいかれちまった! ホールデンとサリンジャーは 僕の最高のヒーローだ。 僕の最高の心の友だ。 僕はホールデンとサリンジャーに 電話をかけてお話ししたいよ。 もしもし 僕がお話ししたいのは この世界で君たちだけなんだ。 だってその他のコト•モノ•ヒトは醜いし くだらないから。 じゃあ おやすみ。 ガチャン
雪村@lastleaf_joker2026年2月6日・世界一面白いツイッタラーのつぶやきをまとめたtogetterみたいな小説。冒頭の「母に捧ぐ」の回収もせず幾つかの伏線を投げっぱなしで終わっている。 多分、たった一人にでも自分の逃避行に着いて来て欲しかったのだと思う。それがたまたま妹のフィービーしかいなかっただけで、冒頭から振られ続けた主人公のホールデンに、フィービーだけがホールデンに着いて行こうとし、その時点でホールデンにポッカリと空いていた穴が満たされていたのだと解釈した。 『ライ麦畑で会うならば』をホールデンは『ライ麦畑でつかまえて』と間違えて覚えてしまったいる部分でもホールデンの深層心理が表れている気がする。
SU@real_ding_012025年12月27日読み終わったこのマセガキがよぉ👹と怒りと気味悪さに支配されつつ、本格的に支援が必要なのでは?と心配する心でぐちゃぐちゃに。 思春期、若気の至りといえども尖り過ぎているよな… 個人的に、西部へ1人で逃げてしまえば若年ホームレスとなり早くに孤独死してしまうのではないかと予想。 兄弟想いなのが尚更怖いんだよね…。 厨二とはまた違うイタイ少年という印象。 この作品が名作と呼ばれる理由がいまいち理解できない。 HPに掲載されている解説を読まなければならないですね!

さえ@sae2025082025年12月6日読み終わった借りてきた古典の有名な本は何言ってるのか分からない…そんなアホでもやっぱり一度は読んでみたい。 ところで私、この本をタイトルだけで判断して、てっきりライ麦畑が広がる田舎で繰り広げられる青年と女の子のハートフルストーリーが何かだとずっと思ってたんです。 ホラーとミステリーをメインに読んでる人間としては全然食指の動かないものだったんですが、良い歳をした大人なんだから、そういうのも読みたいとか思って借りたんですよ。 全然違った。学校退学になったアホのたわごとと言い訳が並んでるだけ。 としか思えなかった…。 おそらく三分の一は読み飛ばしてた。 開始から数十ページでこいつ、何らかの診断が下るタイプだろうよ。としか思えなかった。 評価としては、社会に対する不満を青年の目から見たリアルが表現されているらしいのだけど、そうかぁ?と。こじらせ童貞がイキってるとしか。 謎なまま終わった。 とりあえず、ハートフルストーリーでは無かった事が分かったのは良かったです。 私のようなアホにはあまり向かないお話でした。


群青@mikanyama2025年11月16日「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」という映画があったので見た。詩人を夢見る女性がニューヨークの出版エージェントに職を得た。そのエージェントが扱う作家にサリンジャーがいて…。 映画の時代背景1990年代、サリンジャーはまだ存命。『ライ麦畑でつかまえて』も出て来る。 映画はジョアンナ・ラコフ著『サリンジャーと過ごした日々』が原作だけれど、Readsにはなし。2015年の本だからね。 いつか図書館で探してみよう。

月下の医師@rinrin-11022025年9月7日かつて読んだ★★★☆☆大人になりきれない17歳のホールデン・コールフィールド少年が高校を放校になり、クリスマスのニューヨークを放浪する数日間の物語。 哀愁ある口語調の文体が唯一無二の存在感を醸し出している。 中高生の時に読めば感動しそうだがくどくどと独白が続き、長いので挫折する人が多そう。 俺も「そういう時期」はあったので共感する部分も色々あったがそうでない人はイライラするだろう。 読む人を相当選ぶ本。


- こよなく@funyoi2025年7月5日読み終わった周りの人間が馬鹿ばっかに見えて、そいつらの一挙手一投足が気に障る感覚が、理解できない訳ではないけど、どちらかといえば自分はインチキ野郎で卑小な生を選んできた側なので、正直ハマりきらなかった。だけど、ホールデンがルームメイトを懐かしんだり西部に行かなかったり、振り切れないラストなのはよかった。なんだかんだ折り合いつけて生きていくんかなー。




S@zukkiziburi2025年6月1日買った読み終わった白水社110周年記念フェアの店頭に『ライ麦畑でつかまえて』も並ばれていたので購入。 元々バナナフィッシュから知り、ずっと何となく気になっていた作品。 口語体で最初は読みにくく、また主人公が何に対しても不平不満ばかりでキレやすく、けど弱気で行動に移すことを躊躇する性格ときたので、途中読むのを止めようかと何度も思った。 大人は彼にとって汚く下劣で仕様がないもので、それが言葉や行動の端々で感じられると、彼の心中は嫌悪感でいっぱいになる。 一部そうではない人たち、2人組の尼さん等、主に女性性の包み込む優しさには心を許している節がある。それは無邪気な子供を守る母性的なものを感じているからだと思う。 彼は子供たちが無邪気に遊ぶことを見守りたい、ライ麦畑の崖で子供が落ちそうになるのをつかまえたい、そんなことをしたいんだと妹に言う。 現に回転木馬に乗っている妹を見て、彼は多幸感を得ていた。 彼はタバコを吸い嘘をつく青年期真っ只中にあるが、完全な大人ではなく、子供から大人になる過程に身を置かれている状態が心底嫌なのだと思う。できるだけ世間からの距離を取りたいという気持ちはあっても、そこから完全に離れたいとは思えない。 この気持ちは本当にわかる。 現に私が全く同じだから。 変に勝気に話をしてくる大人も好きではないし、ああいう話し方をしたくないものだとも思う。 ここまではキレはしないけど、誰しもが少し共感できる部分がこの本にはあると思う。 記憶を消してもう一度読み直したいと思う作品ではないけど、少し忘れた頃にぱらぱらと読み直すのに丁度良い作品。

犬川@nekoiruyo2025年3月27日読書会の課題本にしたけど、参加者みんな「わからん…」という表情だった。 でもなんかあとからわかる、という気持ちになった。こういうふうにしか世界とつながれないこともある。 脈絡もオチもないことをずっと話しかけてくる娘に「ホールデンやな…」と思って付き合っている。


‼️@oru_____1900年1月1日借りてきたかつて読んだ村上春樹さん訳もあるけどこっちで。 みんなが想像するアメリカってこんな感じだよねっていう雰囲気。主人公の言葉遣いも荒くて、やってる事も言ってる事も意味不明な部分が多くて気になりはするかも。 物語一つ一つの描写ってより、お話の雰囲気を楽しみたい人にはいいのかも。
























































































































