ルリオ "それからはスープのことばかり..." 2026年7月13日

ルリオ
ルリオ
@rulio
2026年7月13日
それからはスープのことばかり考えて暮らした
スープのように温めてくれる物語  失業中のオーリィはある俳優を目当てに古い映画鑑賞を趣味としていた。とあるきっかけから通っていたサンドイッチ屋に就職することとなる。スープの新商品開発を任されたオーリィは様々に試しながら取り組んでいく。主人公と周囲の人々との触れ合いが描かれている作品である。  サンドイッチ屋の一人息子、小学生のリツ君が可愛らしく微笑ましい。背伸びをしているが、ませていたり、年相応の子供らしいところもあり、読者を微笑ませてくれるだろう。 「砂時計に閉じ込められた夢を見て以来、『あっという間に時間は過ぎてしまう』という安藤さんの声がいつもどこからか聞こえてきた。」(66ページより引用)  登場人物は優しい人しか出てこないため、穏やかな気持ちで読める。ゆっくりした空気感で、心をスープのように温めてくれる一冊だった。
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