瑞白青維 "月の立つ林で (ポプラ文庫 ..." 2026年7月13日

月の立つ林で (ポプラ文庫 日本文学)
人と人とは思いもよらない形で出会い、関わり、時に傷つけることもあるけれど、時に助け合うこともある。それを月の物語を通して知っていく物語。大事件ではなく、誰もが日常の中で胸に持ち歩く寂しさややるせなさにやさしく光が降り注ぐような物語から目が離せませんでした。誰かの努力が知らずのうちに誰かを救っている。読者だからこそ分かってしまう場面だけれど、「この人のこの時にあなたがいてくれてよかった」「あなたの努力が誰かに届いているのは私がちゃんと知っている」と、読者さえも支え合う物語の枠組みの中に入っていってしまうくらい登場人物が魅力的でした(言いたいことがうまく言えているか少々心配)。
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