
yucca
@yucca05
2026年7月14日
国宝 上 青春篇
吉田修一
読み終わった
歌舞伎というものには演出家がいない。みんなで作り上げていくというよりはそれぞれがそれぞれに完成させてきた役所を座頭を中心にしてその場で見せ合う。いわば、舞台稽古の時に役者は材料ではなく、すでに一つの完成品でなければならない。(238)
完成品であり続けるために芸を磨き続ける。そこには観衆とか名声とかもはや関係ないのかもしれない…けど、なければ成り立たないし、結局世襲が重視されて立場も変わるし、現実的に場所もとても重要で。伝統的で、そこでしか生きられない、からこそ続いてる、続けられてるところもあるのかな、など、うまく言えんが思ったりする。
もっと読むの大変かなと思ったけどするすると読めた。物語り口調もあってひとつの舞台を通して観ているよう。
喜久雄苦難と波乱すぎ……原作の徳ちゃんはほんとに一緒にいてくれてありがたい存在ですね。下巻もすぐ読む!