
六花
@rikka-momohana
2026年7月14日
星の時
クラリッセ・リスペクトル,
福嶋伸洋
読み終わった
不思議な小説で不思議な面白さ。自分について何も知らなかった女の子、自分がなくなっても誰も困らないネジだと気づいていない。嘘をついて休暇をとり、初めて「孤独という、最も貴重なものを手に入れることができた」。私だけの部屋、でも、その女の子は「書く女」にはならない。他者の言葉を打つタイピストではあっても。空っぽ。悲しむことさえ贅沢品。死の間際になって「わたしはいる」と思い、「女になること」を理解する。解説にあるように、ジェラールの「物語内容」と「物語行為/語り」が実践され、語りの暴力性を体験できる。語り手は男だ。




