かんろ "鬱の本" 2026年7月14日

鬱の本
鬱の本
点滅社編集部
本書は現時点で、入手困難になっているようである。図書館で運良く借りて読むことができて良かった。 本書では、病気としての「鬱」に限定せず、憂鬱な気分や若い頃の陰鬱だった時期についても書かれている。また、十人(以上)十色の「鬱」が綴られており、現在「鬱」の渦中にいる人も、色んな体験談を読んで少しでも共感することができるかもしれない。 ……とは言えど、うつ状態で本を読む気力がない時は流石に難しいので、少し元気な日が続いている今朝、手に取って読んだ。 人にもよるかもしれないけれど、本書は執筆者一人あたり見開き2ページ縛りという、コンパクトかつ簡潔な構成になっている。 色んな「鬱」とそれに付随する苦悩。他者の真っ直ぐな言葉が心に届かない時でも、なんとか読める頁があるかもしれない。 本書はブックガイドではないが、執筆者が「鬱」特有の艱難辛苦と付き合うために読んだ本についても書かれており、読みたい本も増えた。佳い本でした。
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