mari "見えるか保己一" 2026年6月15日

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@mari
2026年6月15日
見えるか保己一
見えるか保己一
蝉谷めぐ実
噺家の語りのような独特な文体は、最初は慣れなくて違和感がありましたが、次第にその文体が故の表現力が半端なく豊かであることに気づきます。 目の見えない保己一の感じる感覚に自分の感性も重なり、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、すべての感覚が研ぎ澄まされてくるよう。 類まれな頭脳と記憶力、生命力を持つ稀代の国学者、盲目であることへの葛藤と周りの人間の残酷さと優しさ、その境遇を克服してい彼のく生き様の描写が生々しい。 彼には何が見えていて、何が見えないのか、自分自身も見えていると思っていながらも実は見えていないものがあるのではないか、とずっと自問自答しながら一気に読み終えて、しばらく呆然。
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