
サリュウ
@salyu_carefully
2025年3月28日

蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ (講談社文芸文庫 むA 2)
久保忠夫,
室生犀星
読んでる
「蜜のあわれ」、主人公(≒晩年の犀星)の飼っている金魚が20歳くらいの艶やかな女性として描かれていて、その金魚(女性)と主人公の会話だけで作られた小説なんだけど、金魚、人型に化けているのかと思いきや金魚そのままでいるかのような会話になるし、かと思えば「歯医者に行ってきた」みたいなことを金魚が言うし、と思ったら今度は「このまえ木のうえを泳いでいるのを見た」みたいなことを主人公が話すし、ずっと姿形がゆらゆらしてる。そしてとってもエッチ。とってもエッチですごく楽しい。



