
chroju
@chroju
2026年7月14日
魔法の石板
堀江敏幸
読み終わった
このUブックス版発刊にあたり追記された最後の「断章群」があり、これ自体がペロスと同じく「パピエ・コレ」であることと同時に、この文章や終章あたりは、書き手である堀江敏幸が、ひとりの読み手として書き手との距離感や関係性を論じた内容にもなっていて、ペロスが生涯のほとんどを過ごしたドゥアルヌネに、彼自身まだ訪れたことはないのだという述懐は、読み手のひとりとして共感できる部分も大きく、彼の小説しか読んだことがなかった身としては、彼の内面に共感するという機会は初めてであり、やや不思議な感じもする読後感だったが、とにもかくにも彼の文章がやはり好きだな、というのは小説ではない媒体であっても変わらなかった。




