魔法の石板

魔法の石板
魔法の石板
堀江敏幸
白水社
2026年4月21日
64件の記録
  • みやこ
    @lonelish
    2026年8月2日
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2026年7月30日
    2026年版で追加された断章群がすばらしく、これがあることで私にはペロスの理解深度が増した。浅瀬をずっと泳いでいたのが、急にドロップオフに来たようだった。台所の男!まさに!「余白」のところで瀧口修造と接続するかと思ったけど、こっちはサロンの男だもんなぁ… * ぼくに興味を抱かせるのは、ぼくから逃れていくものだ。そしてぼくから逃れていくものが、ぼくであるということの尺度を与えてくれる。 * 「…日常は逃れ去る。これが日常の定義である」とモーリス・ブランショは書いた。 p349 余白はただの「空っぽ」ではない。中心が生む重さを中和する場ージュペールを語りながらペロスが述べたように、百科全書派の饒舌に対抗する断片、断章がうごめく、「ノー・マンズ・ランド」である。 p358 「ムシュー」と書きかけましたが、だめだ、とてもできない。あなたもぼくも、サロンで口をアヒルの尻みたいにすぼめて澄ましている輩じゃない。むしろ台所の男だーたとえそれが形而上学の台所であっても!ー。 p370 咽頭癌で亡くなった家族がいるので、「魔法の石板」(うちはホワイトボード)のやりとりは当時を思い出して、発声できない側のいらだちと諦めが切なかった。
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2026年7月27日
    毎日顔をつきあわせていても、その表情に見たことのない陰影が生まれるひと。その陰影にちらりと目を走らせるために、こちらが燃焼しなければならないようなひと。近づけば近づくほど身体は炭化し、焼け落ちていくから、「彼」と「私」はじゅうぶんな接触も、合一もできない。そこにはぜったいに縮まることのない距離が介在している。 p166 ここで使われている「燃焼」は『燃焼のための習作』と繋がりがあるのかな?あちらは距離を保ちながら緩やかに連携する人々であって、こういう苦しさはむしろないと思って読んでいたのだけれど、「燃焼」が何なのか分からなかった。こちらのペロスのほうがだいぶ先行しているのだけれど、最初に出版されたときには「燃焼」には全く気付いていなかったなぁ。再読はやはり面白い。
  • m4
    m4
    @m4
    2026年7月25日
    6月に買おうかどうか悩んでやめてしまった本。 堀江さんの本は、読めるときと読めない(入ってこない)時があって、うん、悩んじゃったんだな。 心の中の積読。
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2026年7月24日
    堀江敏幸のこういう系(作家論、画家論)はテーマとなる人のことを何も知らなくてもするすると安心して入っていける。
  • chroju
    chroju
    @chroju
    2026年7月14日
    このUブックス版発刊にあたり追記された最後の「断章群」があり、これ自体がペロスと同じく「パピエ・コレ」であることと同時に、この文章や終章あたりは、書き手である堀江敏幸が、ひとりの読み手として書き手との距離感や関係性を論じた内容にもなっていて、ペロスが生涯のほとんどを過ごしたドゥアルヌネに、彼自身まだ訪れたことはないのだという述懐は、読み手のひとりとして共感できる部分も大きく、彼の小説しか読んだことがなかった身としては、彼の内面に共感するという機会は初めてであり、やや不思議な感じもする読後感だったが、とにもかくにも彼の文章がやはり好きだな、というのは小説ではない媒体であっても変わらなかった。
  • トモ
    @freeheel
    2026年7月12日
  • いつもと違うところで読みたいと思っていた。カンペールで始まる序章の空気があまりにも素敵だったから。 ジョルジュ・ペロスのことを全く知らなくて、堀江敏幸の本だから買った一冊。 遠い人のはずなのに時折すぐ目の前にいるような近さを感じる。 若く不器用な人付き合い、生き方。頑迷さ。混じり合わない純粋さの瑞々しさといったら! 恋愛にも似たよう友情、深き情念が故の別れ。 こんな愛の話だとは思わなかった。 この一文が感情を大きく揺り動かした。 「だかいったい、全身を精神の大洋に沈められる書き手がどこにいるだろう。書くという行為は、このつま先の、足首の感覚だけを頼りに、ありもしない身体を夢想するということにほかならないのだから。」 ペロスは老いへの道へと進んでいく。 続きはまた今度。
  • chroju
    chroju
    @chroju
    2026年7月8日
    "ならば、そこまでしてなぜ書くのか。「書くのは読まれるためではない。ほんの少し、生きられるため」だからである。生きられるために書く。それも、十全にではなく、ほんの少し。書くことだの、孤独だのといった表現は、ほんとうは大仰に過ぎる。こうした言葉を疑いも照れもなく口にしうる輩は、おそらく信用に価しないだろう。ペロスが「書くこと」について考えるとき、考えることがそのまま「書くこと」になり、しかもそこにはいつも「ほんの少し」生活への譲歩が、退歩が、つまりは距離があって、その距離の反復によって螺旋状の思考に謙虚さが生まれ、主題なき主題の微細な変奏が可能になる。" (Page 248)
  • かもめ通信
    かもめ通信
    @kamome
    2026年6月24日
    #私の白水社 企画に当選して頂いたクーポン券で購入。読むのが楽しみ!
  • chroju
    chroju
    @chroju
    2026年6月19日
    “幸福であることの不可能とは、彼が仮定した執筆の必要条件であって、ほんとうにそうだと嘆いているわけではない。この仮定された不幸は二番目の断章でただちに絶望とむすばれ、文章を書くことが、その内容にかかわらず本質的に前向きな行為でしかありえないと自分に言い聞かせている。書きたいことがない、書くべきことがないと嘆きながらそれでも書くのは、作品を生み出す動機がすべて前向きなものであり、それを否定するのは書き手として中途半端な甘えを、へんに文学を気取った偽りを許すことになるからだ。” (Page 157)
  • 佐波長太郎
    佐波長太郎
    @sabatyou
    2026年6月12日
    かつて読んだ著者の『その姿の消し方』を思わせる作品だが、ここで輪郭を縁取られるジョルジュ・ペロスという詩人は実在の人物だ。沈黙と音楽について思いを巡らせなが読んでいると、次第にこの詩人の文章を纏って読んでみたくなる。ただ、私は断章群のような文章が苦手なので、実際に読んだらそんなに好きではないかもしれない。引用されている部分だけ読んでもピンと来ず、引用部を受けて書かれる堀江敏幸の文章の方が面白い。堀江敏幸のジョルジュ・ペロスへの愛着のようなものに同調しているだけだろう。そういうことはよくある。高井有一の『立原正秋』を読んだときも、高井有一の文書が好きなだけで、きっと私は立原正秋の文章は好きではないだろうと思ったものだ。
  • chroju
    chroju
    @chroju
    2026年6月9日
    "書くという行為には、さまざまな誤解がまとわりついている。あまりにも多くの人間が、書くことには才能が必要だと思い込んでいる。しかしそれはまったくちがうとペロスはこれからも繰り返すだろう。書くことは、「奇妙な隷属状態に反すること」であり、問題は、才能の有無とはべつに、つねに螺旋を描いて、中心部がぽっかり空いているところに身を置きつづける勇気があるかどうかなのだ。" (Page 68)
  • chroju
    chroju
    @chroju
    2026年6月7日
  • akko-les
    akko-les
    @akko-les
    2026年6月7日
  • 琉璃
    琉璃
    @ruri-xxx
    2026年6月6日
    「読書は自分の身体をなにかが横切る行為なのだ。痛みが、言葉が、端役が身体を通過する。通過し、横切ったあとに残る意味を彼は探さない。横切る行為じたいに真実があり、痛みであると知っていたから。」 (P.391) 詩人の言葉を見つめるまなざしの真摯さに貫かれるようだった。 書くこと、読むこと、孤独であること、そして生きること。読みながらうまれたいくつもの思いを、今はまだ上手く言葉に出来ずにいる。
  • ちはる
    ちはる
    @chiharium
    2026年6月2日
    恐ろしく美しい本を買った。今日から読む。
  • 茅野
    茅野
    @mizuumis
    2026年5月31日
    出勤時にちまちま読んでる 断片派は好きである
  • でこ
    でこ
    @flyinggecko
    2026年5月29日
  • comi_inu
    comi_inu
    @pandarabun
    2026年5月27日
  • mkt
    mkt
    @mkthnsk
    2026年5月25日
    ツイッタで、引用文が流れてきて読んでみたくなった。
  • りんご
    @teamrock_book
    2026年5月24日
  • 熊ぐらたん
    熊ぐらたん
    @kumagura
    2026年5月17日
  • Ryouko_coffee
    Ryouko_coffee
    @Ryouko
    2026年5月15日
    サイン本見かけて購入。嬉しい…
  • K
    K
    @readskei
    2026年5月6日
    帯には「長篇エッセイ」とあるが、仏文研究者の側面ももつ著者がジョルジュ・ペロスの人物像を掘り下げる、これはもはや、ちょいと抒情的かもしれないが「論文」では。 グルニエとの友情の断裂を追う章「空白のダンディズム」は哀歌の傑作。一冊で何度でもおいしい。
  • 『ひとは文学を愛するから書くのではありません。むしろその逆でしょう。気が触れないために書くのです。そして書くことが火口に達したとき、ともに弾けるのです』
  • chroju
    chroju
    @chroju
    2026年5月5日
  • ☁️
    @mochi___zzz
    2026年5月3日
  • めのうのめ
    めのうのめ
    @agete
    2026年5月2日
  • K
    K
    @readskei
    2026年5月1日
  • トモ
    @freeheel
    2026年4月26日
  • Eudoxie
    Eudoxie
    @Eudoxie_Bouvier
    2026年4月25日
  • 琉璃
    琉璃
    @ruri-xxx
    2026年4月24日
    白水uブックスの〈堀江敏幸〉コレクション、第一回配本の作品。 緒方修一さんの装釘がすてきだし、追記の断章群にすこし目を通したのだけれど、言葉の連なりに耳を傾けていると矢張り心地よさを感じる。 第二回以降の配本も楽しみ。 エッセイだけではなく、翻訳作品も手に取りやすくなるのがうれしい。
  • nyuki
    nyuki
    @nyukibook2025
    2026年4月24日
    『雪沼とその周辺』『河岸忘日抄』と並ぶ代表作、と帯にあり、読んだ記憶がないことに慄きながら読み始める(そして本当に読んでいない気がする…)。 400ページ超で1700円+税? 安すぎでは? 他社で版切れしていたのもに加筆しての復刊とはいえ。 作家30周年おめでとうございます。
  • Ryu
    Ryu
    @dododokado
    2026年4月22日
  • ジクロロ
    ジクロロ
    @jirowcrew
    2026年4月22日
    人生のなかでひとが何者であるかなんて ぼくにはどうだっていい ぼくを駆り立てるのは べつのなにかになりたいという彼の欲望だ 手綱を握っているつもりでいながら 冒険の気まぐれに振りまわされている、 ひとりでさまよっているやつなんかとはべつのなにかに あのよそよそしさがぼくを いっそう孤独にする だから誓う ここで終わりにすると でも誰に? (p.344-345) この人の人生の不安定さ、 そのものが詩のリズムとなって、 悲しみを躍らせている。 そんな印象を受ける。
  • Lusna
    Lusna
    @Estrella
    2026年4月21日
    堀江敏幸の作品は文庫化されたらほぼ買う
  • kiyu
    kiyu
    @soudensen
    2026年4月19日
  • かりさ
    かりさ
    @karisalilac
    2026年4月18日
  • atomin
    atomin
    @atomin_127
    2026年4月18日
  • utautomo
    utautomo
    @timeescape
    2026年4月18日
  • acco
    acco
    @aco_spc032
    2026年4月17日
  • 巻貝雫
    巻貝雫
    @makigaitown
    2026年4月17日
  • K
    K
    @readskei
    2026年4月13日
    堀江敏幸の新刊は外せない。
  • 伴健人
    @vankent
    2026年4月12日
  • 熊ぐらたん
    熊ぐらたん
    @kumagura
    2026年4月11日
  • AIME
    AIME
    @aime2nd
    2026年4月10日
    2026/4/21
  • asuka
    asuka
    @ask_510
    2026年4月10日
  • たま子
    たま子
    @tama_co_co
    2026年4月9日
  • かもめ通信
    かもめ通信
    @kamome
    2026年4月1日
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2026年4月1日
  • 大幅加筆!?!?
  • ieica
    ieica
    @ieica
    2026年3月2日
  • 花綾
    @azu-322
    1900年1月1日
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