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@mefmjxu_
2026年1月30日

読み終わった
2026年読了本
大学時代のサークルメンバーの1人である越野柊一の視点で語られるミステリー作品。あらすじでパニックホラーかな?と思いながら読んでいたが全然そんな事はなく登場人物が割と冷静だったので逆に自分がパニックになった、そんな本作。
中盤辺りで犯人が薄ら分かってしまったが、動機が不明なままだったため最後まで楽しめた。エピローグで犯人が動機を明かす語り口が血が通っていないように思えてしまい背筋がゾクっとした。ただ、柊一と会話をする際に好意や人間らしさを感じる場面がいくつかあったので巻末の有栖川氏の解説にもある通り彼の事は救おう(必ずではない)としていたのも頷ける。とは言え最後に好意を持っていた相手を簡単に突き放す所は徹底していてとんでもねぇなと戦慄した。
文章は最後まで一人称視点で綴られている。登場人物達の関係性や細かい心情描写などは省かれているため良い意味であっさりとしていて読み易い。個人的に面白いと思ったが評判ほどの衝撃は感じられず、エピローグの余白が多く有栖川氏の解説ありきで読む作品どまりになってしまった(読解力や考えが浅いため申し訳ない)。