しょくぱん "イン・ザ・メガチャーチ" 2026年7月15日

イン・ザ・メガチャーチ
重苦し過ぎて間に小野不由美と道尾秀介を挟んでやっと読了。 読みながら、村上春樹がオウム事件後に信者にインタビューしてまとめた「約束された場所で」の中の物語論を思い出していた。昔すぎて記憶が朧だけど、オウムが提示した悪しき物語に対抗しうるような、人の魂に届く物語を生み出すことが作家の役割だ、というようなことが書かれていたと思う。 現代日本には皆が共通して拠り所にできる物語がない。だからSNSに溢れる数多の分かりやすい物語につい惹かれる気持ちは分かる。オウム事件が起こった90年代よりもますますコスパタイパの世の中だし、わざわざ小説を読む人も減っている。この登場人物たちには推しが魂に届いちゃってるのだから、それが悪いとは誰にも言えないな。 推し活ってしたことないけど、没入できる人が向いてるってことは、もしかして小説に没入できるタイプの人とは親和性が高いのかな?
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