長山 "どこの家にも怖いものはいる" 2026年7月15日

長山
長山
@Naga_book
2026年7月15日
どこの家にも怖いものはいる
『どこの家にも怖いものはいる』 オーディブル 怖かった~~! 『残穢』や『近畿地方』に雰囲気は近い(『近畿地方』のほうが後だが)。実録や記録として寄せられた恐怖譚・怪異譚を、作者が知人とともに聞きながら解体していく話。全5本の話を通して、怪異について触れていく。 最初の怪談は、ありがちな家もの。引っ越してきた家で、子どもが見えない何かと遊んでいる。どこかで聞いたか見たことがある話だが、オーソドックスなだけあって不気味。 2本目も妖怪じみた怪異の話。不気味な存在に追いかけ回され、最後には隠れているところへだんだんと……なんて、何度聞いても怖いものだ。 すべてに触れていると感想が長くなるので、特に好きだったのは4本目。探索者じみた主人公の行動に、奇妙な家の張り紙。その張り紙が現実化していく予感に、常に想像が先回りして余計に怖い。その恐怖の想像が現実になるかと思うと……。ベッドは聖域なんだから駄目でしょうが!! 怪異への恐怖感をあおる3本目と、その正体について考察させられる5本目も、もちろん面白い。 全編を通して、そこかしこにジャパニーズホラーの要素と、ホラーを謎解くミステリ要素がちりばめられていて、非常に面白かった。
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