
村雨菊
@carameltomato
2026年7月15日
「待つ」ということ
鷲田清一
読み終わった
「特定の何か」を待つことをやめたその先の、目的語を欠いたまま発動する〈待つ〉が、いかにして可能になるのかということを、
様々な角度から、あの手この手で、執拗に問うていく。
強制収容所や離別、認知症とそのケアなど、「自分の思い通りにならない」過酷な状況を鑑みながら、
〈待つ〉を深掘りしていくうちに、もはや祈りと共にある「信仰」と壁一枚隔てた境地、人間の意識を可能する基礎的な位相にまで辿り着いてしまう。
時間を問うことは、人間の意識そのものを問うことになるのだな。
抽象的なんだけど、すごく具体的で、すごく読み応えがあった。





