
三井
@0047ab_reads
2026年7月15日
李歐
高村薫
読み終わった
Twitterで良き男男小説と見て読んだ本。
描写が厚い本だった。ずっしりと垂れ込める暗い雲のような描写の過去から20代前半。李歐に出会い、少しずつ変化する状況はにわか雨と晴れを繰り返して、念願叶ったその時は爛漫に咲く静かな桜みたいだった。
一彰の半生って結構変わっていて、一彰の性格や思想、女への執着感ってその生育歴の影響が強いのかなと思いつつ、その時々考えながら出していった答えによって人生が形作られて、振り返ってみるとそうなるとしかいえなかったみたいになっていくのは本当に人生すぎた。
15年間の長い月日で、一彰が手にしたもの、失ったものをなぞりながら、李歐への募る想いはやっぱり「惚れて」いて、性別では語れない人間同士の愛だったなあ