
mayu
@yatsu_books
2026年7月13日
高校のカフカ、一九五九
スティーヴン・ミルハウザー,
柴田元幸
読み終わった
@ 自宅
内省的で不思議な物語の想像力世界に浸りたくなると、たまに読みたくなるミルハウザー。
中途半端じゃないぶっ飛び方は中毒性があります。
寓話のような舞台設定でありながら、冷酷なまでに現実を描写するような不穏さがあると思う。
『梯子たちの夏』、『ありふれた苦境』が好きです。
非日常の介入をきっかけに何かが好転していくことを想像したくなるけど、実際はそうじゃないと突き付けてくる。
表題作の「高校のカフカ、一九五九」は、もしもカフカが一九五九年にアメリカで高校生活を送っていたら、という設定の話し。
何処かへ行きたいのに何処へも行けず、楽しいはずなのに苦痛にも感じてしまう時間。特に思春期に入ってからの諸々は余りにもリアル。
少し青春小説っぽい設定ではあるけど、結局は古きアメリカの設定が好きで、ミルハウザーの世界観があるから楽しめるのだろうと思います。
年内にまた出版される?楽しみです。










