
菜穂
@mblaq_0825
2026年7月15日

破局 (河出文庫)
遠野遥
読み終わった
本のある暮らし
積読家
最も印象に残ったのは、主人公の「機械的」な感覚でした。
感情も感覚もあるのに、それらを味わう前に分析し、淡々と処理してしまう。
その姿は、カミュ『異邦人』の主人公と重なります。
タイトルの「破局」も、恋愛だけではなく、人間として世界とつながる感覚そのものの破局を描いているように感じました。
主人公には共感できませんでしたが、自分とはまったく異なる感覚を持つ人間を物語で知ることは、読書の醍醐味だと改めて思った一冊です。


