
雨
@ametrine
2026年7月16日
ぼくのメジャースプーン
辻村深月
読み終わった
ふみちゃんが辛く悲しい思いをするのは「ぼく」が嫌だから、それって結局相手のためじゃなくて自分のためなんじゃないか、という問いに、「それでも、それを愛と呼ぶんですよ」と静かに答える秋先生が印象的。
ところでこういう罪悪感のカケラもない犯罪者というのは本当に存在していて、自分の行為に対して反省も後悔も一切ないので、もしも自分がこういう相手と対峙することになったらどうするだろう?と考えてしまった。
たぶん同じ目に遭わせてやりたい、どれだけ大それたことをしたのか思い知らせてやりたい、と思うだろう。でも相手の心にはたぶん響かない。だからそんなことに自分の心と人生を砕くのは無駄で、自分や自分の大切な人たちが幸せになることに全力をかけるのがきっと正解なんだ。
と、理性では思う。でも心はそう思えないだろうな…。
自分のために全力で動いてくれる人、かけがえのない存在だと思ってくれる人がそばにいることが回復する手立てになる、っていうことは覚えておきたい。


