ちゃのき "誓願" 2026年7月17日

ちゃのき
ちゃのき
@chanoki
2026年7月17日
誓願
誓願
マーガレット・アトウッド,
鴻巣友季子
3人の女性がギレアデ終焉に向けた大きな作戦に身を投じていくこととなり、前作・侍女の物語と比較すると、ハラハラのエンタメ的な要素が高まってちょっとチープな印象になってしまった。勇敢な人たちの大それた一歩というかんじで、弱く無力な群衆の一人であるオブフレッドの物語の方が好みだな。今回ギレアデだけではなく、カナダではデモが行われているとか、周辺国家の状況とか、ギレアデとカナダを結ぶ逃亡ルートや工作員などが示されて、世界観のリアリティみたいなものが増した気がする。リディア小母が冷徹に虎視眈々と計画に向けて一人戦ってきたのがカッコいい。印象的だったのは、前作でリディアは、今、猥褻な言葉を投げつけてくる者も、触ってくる者もいない。自由には二種類あるのです。したいことをする自由と、されたくないことをされない自由。今、与えられつつあるのは、されたくないことをされない自由。それを過小評価してはいけません。 ということを言っていたのに、実情は女児は性的暴行を受けていて、しかもそれを告発や抵抗すらできなくて、されたくないことをされないどころか見えないところでされるし透明化されてるというところ…
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