誓願

54件の記録
- 🌾@kanaho_32025年9月22日読み終わった読み終わりました。 侍女の物語を読んで、大きな衝撃を受けて、 100分で名著は書籍で読んで、よし、読むぞ!と思って、 宇垣さんと鴻巣さんとの対談なども見ていたので 準備はばっちり。訳書なので、括弧書きでの説明書きが丁寧で不粋…と思ってしまいましたが、期待通り!でも侍女の物語と比較すると、いまここの視点からしか物事の見えない不気味さより、何人かの視点で語られる明るい話でした。 とはいえまるでジェイドだけど、普段の私たちの会話ってこんな感じ。 うちらって、産むべき?てか、産みたいって思わないと正直反社、みたいな感じない?それかバリバリの仕事してます!とかワーホリ系か、めっちゃ推し活してるとか。機能あんのに使わないとか、生産性ないとか、なんかそんな感じよね。 というような具合。これが適齢期の女性にとってのスタンダードなんだから、いくらでも小説として、この物語を楽しめなくなる時代がくることなんて想像できてしまう。言葉を、言語を習得していなければこんなことさえ考えられなくて、これが当たり前で奪い去られるのが恐いって思える今になるまでどれだけ、それともこの世界は5分前につくられてる?WWⅢもこの物語も趣味の悪い空想であってほしいなんて無責任に思ってしまう。あとこの本を読んだ男の人の感想をきいてみたいな。
- ルカ@hnhtbr-3152025年9月17日読み終わった借りてきたネタバレあり「ディストピア小説を小説として楽しめるうちに」100分de名著で、誓願の翻訳をされた鴻巣さんが仰っていた言葉だが、まさにその通りだと思う。 一度できあがってしまった体制を覆すには、大変な労力と犠牲が必要になる。 前作を読み終えて、「このクソとしか言いようのないギレアデが滅びるところを見たい」という動機で本作を読んだ。勇気ある人々のレジスタンス活動が実を結ぶラストではあったが、そこに行き着くまで一体どれだけの人が犠牲になっただろうか。人々を抑圧し搾取する体制を築かせてはならない。ディストピアをフィクションとして楽しめる社会を守るために、できることをしたい。
- よみむすび@read-holic772025年7月25日読み終わった「侍女の物語」を読み終えてしばらく経ったので続編に手を伸ばす。 「侍女の物語」がオブフレッド視点だったのに対して、「誓願」は複数の主人公が登場する。それぞれに勇気をもらった。 こんな国に立ち向かうには1人じゃやってらんない。 歴史で本当におこったことをギレアデにも登場させ、 随所に聖書や文学が引用される。 ものすごく重くて濃厚な読書体験だった。 結末は、 ああ、これで一つになった。やっぱり主人公は4人だった。ヒロインをみんなだきしめたい。 そんな感じだった。
- とめ@m_ake2025年7月13日読み終わった分厚い…と思ったけれど読み始めたら一瞬。先が気になってぐいぐい読む。 リディア小母の肝のすわり方がすごい。クーデターの暴力がいかに凄まじいか、それを生き延びたからの覚悟。
- りきに@rikinisushi2025年7月10日読み終わった100分de名著を見て読まねば…と思い購入。 ディストピアの描写に気が滅入りそうになったけど、女性たちが手を取り合って変革を起こしていく流れはたぎるものがあり、侍女の物語より爽やかな読後感だった。
- みど@mido2025年6月25日読み終わった訳者あとがきによれば、作者のアトウッドは「自分はこれまでの歴史上や現実世界に存在しなかったものは一つも書いたことがない」と言っていると。 今、世界で起きていることを、しっかり目を見開いて見ていないとダメなんだ。 侍女の物語を、また読み直さなくちゃ
- 空色栞@reads_2025032025年6月4日買った読み始めたreader store電子書籍で購入。 マーガレット・アトウッドの「侍女の物語」は、昔に読んだけど、「誓願」はまだなので「100分de名著」に取り上げられたのを機会に読んでみようと。
- muu@mu_book_um2025年6月4日買ったこちらも100分で名著の影響で。 参議院選挙の期間ということもあって、余計に感情移入。 家父長制、男女差別、全体主義はノー。とアトウッドにつづいて、たとえ小さな声だとしても言いたい。 これがトランプ政権の一部の公立図書館で禁書扱いになったというのも納得。
- 美甘樹々@jujuMikamo2025年4月25日読みたい『侍女の物語』がとても良くて、これまで寡聞にして知らなかったアトウッドという作家のことが俄然気になり出している。これは『侍女の物語』の続編ということで、読み終わるまで続編があるとは思っていなかったので驚きつつも、やっぱり読みたい。
- ワタナベサトシ@mizio_s2025年4月1日読み終わった感想100分de名著の前に読まなきゃ (4/18〜22 読了) 『侍女の物語』から30年以上を経て書かれた続編。作中の時間で15年が経過しているとされている。 作劇(叙述)における前作との大きな違いは、語り手が侍女ひとりだったのが、3人が代わる代わるそれぞれの視点で語る記述法になったこと。これにより、『侍女の物語』にあった独り語りによる陰鬱さや不明瞭さ、奥歯に物が挟まったようなもどかしさが消え、ストーリーに起伏が生じ、読み進めながら引き込まれていくような感覚があった。有り体にいうと『侍女の物語』よりもずっと面白かった。 80年代に書かれた小説と2010年代末に書かれたものでは、喚起しようとする主題が異なってくるのは当然であり、前作で救いのないディストピア世界の閉塞感をたっぷり味わされてどんよりした読後感のまま30年放置されたとするなら、『誓願』は正史として“救い”を供給する意図が強くあったのだろう。 社会派な問題提起を全身で受け止めて眉間に皺を寄せながら渋い顔でこの2作を解釈するのもありだと思うが、エンタメ小説として世界観や展開を存分に楽しむのも正しい姿勢だと思う。面白かったという感想にためらいはない。
- ミウラ@BOOK CLUB@BookClubPodcas12025年3月14日読み終わった読み終わった!ドラマ後に作られた続編。1回目の作品の後だが、作中よりも時間が流れたこの時代にまだ希望を持ちたいと思える。