
みつ
@m-tk
2025年3月28日

「気の持ちよう」の脳科学
毛内拡
読み終わった
借りてきた
---自分が悩み振り回されている気持ちの問題が、脳という臓器の一時的な不調だったり、脳が生まれつき持っている性質のせいだったりすることを知っているのと知らないことでは、対処の方法が変わってくると思う。それこそ、心が軽くなる、四角い心を丸くすることができる薬の処方箋のようなものだ。



みつ
@m-tk
---どんなタンパク質が作られやすいかも一部は遺伝によって決まると考えてよい。脳のはたらきに関係するタンパク質の種類によって性格や気質の一部が決められるとしたら、繊細な気配りができるとか、細かいことにも気がつきがちでじっくり考えないと気が済まない、などの気質も親譲りということもあるだろう。
もしそうだとしたら、それは身長や肌の色と同様、メンタルが強い/弱いというのも生まれ持った性質なので、それによって差別を受けたりすることは絶対にあってはならないし、それが自分の持って生まれた性質なので、生涯上手く付き合っていくしかない。

みつ
@m-tk
---実際僕らの複雑な感情も、もとを正せば、快・不快、嫌悪、忌避などからはせいしてきて、それを今自分が置かれている状況や自分がそういう感情を得るに至ったストーリーや過去のできごとに関する記憶に照らし言語化して解釈しているにすぎないと思えば、当たらずも遠からずということかもしれない。

みつ
@m-tk
---自分のことを理解する上で、自分の心にはどういう防衛システムがはたらいて、この行動をとったのだろうかと観察してみると、自分を客観的に見られて面白い。誰かに意地悪されたとしても、これは、もしかしたら別のことの穴埋めをしてこの行動をとっているんじゃないかなと冷静に見られたら、相手のことをよりよく理解できるし、それが心を守ることになると思うのでオススメだ。

みつ
@m-tk
---「わたし」というものは記憶に宿るものではなく、脳が「今この瞬間」にしている「経験そのもの」なのだ。「わたし」はどうして「わたし」なのか。他の人じゃなくてなぜ「わたし」でなくてはならないのか。これについては、現代科学は答えを出してはくれない。その答えは自分自身で見つけていくしかない。