
きらた
@kirata
2026年7月17日

心の闇
綾辻行人
読み終わった
ホラー
講談社55周年を機に始まった、“550円(税込)で読める文庫本企画”で出版されている中の1冊
ホラーやミステリが4作収録されている短編集となっている
未読の「心の闇」以外はほぼ10年以上振りの再読だろうか?
だが、読み始めると内容を思い出せる辺り、刺さっている作品ばかりが収録されているのだなと感じた
‥ん?
おまえ(きらた)、綾辻作品は大体良い意味でも悪い意味(!?)でも刺さりまくっているんじゃないかって?
‥否定は出来んね←アッ
感想を個別にささっと
①「心の闇」→幻想ホラー的な作品?
今回読んでいて1番良かった作品
オチの描写とかホントうっとりしますね
深泥丘シリーズは1冊目の作品集で胸焼けを起こしそうになったので、続編に手を出すのはやめたのですが‥
1作1作時間を置きながら噛み砕くのが私に合う読み方なのかも?
深泥丘シリーズ、続きから読んでみるかなぁ?
んー‥‥(⑉´^`⑉)՞՞
②「夢魔の手──三一三号室の患者──」→ホラーミステリ的な作品?
NON-Novel(光文社のやつ)版で所持していますが、再読したい気になれずにいた
その理由が、今回こちらを読んでわかったような気がしました
私にとってこの手の話は、好き嫌いとかじゃなく、心ザワザワして落ち着きがなくなると言うか、不安感に押しつぶされそうになると言うのか
これも恐怖の1種なのだろうけど、チラ見してやっぱ怖い駄目と逃げ出す感覚に近い‥かな?
今回ふと“患者”はどちらとも取れるんじゃ?と気付き背筋が冷えた
やめてよ、ほんと怖い
ところで、“〇〇号室の患者”って言うワードにうっすら恐怖を感じていたのはこの作品のせいだったのだろうか‥?
③「どんどん橋、落ちた」→ミステリ作品
謎解きものとして優れているのはわかるんだけど、実は苦手な作品
“謎解き”を限りなく純化(?)させて、騙す事に特化し過ぎていて、ミステリ好きの性(サガ)をまざまざと見せつけられる気がするんですよね
凄い、盲点だ!と無邪気に楽しめる側に回れたら良かったのにな、と思う
私はこの作品そのものから、得体の知れない怖さを感じるのです
んー‥強いて言うのなら、無邪気さ故の残虐(残酷)さ、それだけを目指しのめり込む危うさ
フェアであれば良し、と言い切れない“何か”が私にはあるようで‥
そんな訳で、この作品を読むたび、私は純粋なミステリファンではないのだろうと感じてしまい、だから苦手と言うか、避けようとしてるのだろうな、なんて思いました
余談ではありますが、私が初めてこの作品を読んだのは『奇想の復活』(島田荘司編集のアンソロジーみたいな1冊)
正直、初綾辻作品がこれ(どんどん橋)だったか、十角館(の殺人)だったか、今では記憶が定かではなく‥
十角館が初読み作品だったら良いなと願っているのですけどね‥
④「再生」→ホラー作品
初読み当時、感動と畏怖が混じった衝撃を受けて呆然としていたなと思い出す
読後暫くは、雨の日の夜に外から泣き(鳴き)声が聞こえたり聞こえたような気がしたら息を潜めてたりしたり(外を見て確認する胆力がない辺りは、流石の臆病者なのである←アッ)
再読しても今も何だか惹かれる様な感覚があって、“私、ホラーは苦手なんだけどなぁ”と首を傾げてしまう
それにしても改めて読むと背徳要素てんこ盛りじゃんね、この作品
綾辻行人の妖しい手触りの作品を読みたい方にはお勧めしたい作品集
囁きシリーズとか、館シリーズだと人形館とかびっくり館とかの方面に惹かれる方とかなら気に入りそうな気もします
総括
私にとって本作はホラー一辺倒の作品集だった‥カタ((((꒪꒫꒪ ))))カタ



