
sayo
@sayo_600
2026年7月17日
読み終わった
身近な話題から専門的な研究、文学作品、歴史などなどあらゆるところに潜むネガティヴ・ケイパビリティの紹介本。
プラセボに関する様々な研究の話、なかなか面白かった。
恐ろしかったのは、戦争とネガティヴ・ケイパビリティについての章。
著者は「幸い自分の生きる時代には戦争は起こりそうにないので……」と歴史上の反省的に語っているが、今の情勢を思うと身震いがする内容だった。
日本の開戦の歴史、布石は何年も前に置かれていたこと、開戦に至る軌跡にある「ネガティヴ・ケイパビリティに欠けた為政者」の存在。今こそ振り返るべき内容ではあるが、歴史を嗜むような距離感ではもう読めなかった。
不安でたまらないが、どのように考え振る舞うべきか答えの出ない状況に立ち続け、不安を直視しようとする姿勢がネガティヴ・ケイパビリティなんだろう。知らんけど。


