
ぶんか遺産
@bunkasremains
2026年7月17日
性的であるとはどのようなことか
難波優輝
読み終わった
新書。性的という曖昧な概念を丁寧にわかりやすく切り分けていて、とても面白かった。
前提知識不要で、わかりやすく論理を展開してくれているし、性を賛美するような内容ではなくむしろ「性はなぜ悪になりうるのか」という話が主なので、タイトルの割に幅広くおすすめできる。
第一部は性的なデザインの広告がなぜ悪いのかについて取り上げており、納得いく議論ではあるけれど、対象に比して論理が些か理想的すぎる感じがあった。
第二部は「えっちさ」そのものについて論じ、その性質から我々が「えっち」なものにどう向き合うべきか、一つの在り方を提示していた。ここに至って第一部の違和感は氷解し、納得感のある結論に至った。

