
本箱
@POPUP7days
2026年7月18日
あなたはここにいなくとも
町田そのこ
読み終わった
選書サービスで送られてきた一冊
●感想
のめり込む、という体感はあまりなかった。
タイトル表紙からなんとなく日常系のほんわかしたものを想像していたからか、出てくる不倫だとかリセット症候群だとかのワードを素直に飲み込めなかった。知っている場所の地名が出てくるなじみ深さとのミスマッチな感覚故かもしれない。
喪失や別れを要素に取り入れた短編集だが、腹の底が重くなるような重たさはいずれもない。どこかにわだかまりやしこりを抱えたまま、歩き出すような話が多い。ちょっとだけ目線を前に向けたような前向きさで終わる。その点は読みやすかった。
一番最後の、『先を行く人』は比較的明るく楽しめた。少年少女の恋の要素が強かったからだろうか。



