
活字畑でつかまえて
@catcher-in-the-eye
2026年7月18日
アメリカン・スクール
小島信夫
読み終わった
確か村上春樹が言及していた
「アメリカン•スクール」だけ読んだ。
戦後、3年目
英語教師一行によるアメリカン•スクール見学譚
伊佐の人間味がいい。
伊佐は英語を(完全な外人の調子で話すのは恥だ。不完全な調子で話すのもはじめてだ)と思っている。その中間で呻吟し揺れているのだ。
なぜなら英語に染まりきることは(おれが別のにんげんになってしまう。おれはそれだけはいやだ!)と思っているからだ。
「英語を話す時には何かもう自分ではなくなる。外国語で話した喜びと興奮が支配してしまう。」事に敏感だからだ。
戦争には負けたが
心だけは、自分の心の領土だけは奪われてなるものかという伊佐の意地。に心を打たれる。