
ふじつぼ
@famisaiko
2026年7月19日

買った
かつて読んだ
古めかしい下宿・すみれ荘の管理人を務める一悟と気心の知れた入居者たちの穏やかな日々。
そこに芥と名乗る小説家の男が引っ越して来るが、その姿は一悟の生き別れた弟であり、その目的は果たして……。
巻き起こる事件や明らかになっていく事実は、ひとつ屋根の下に同居していてさえもわからない人間の多面性と、愛というものの一筋縄ではいかなさを浮き彫りにさせる。
すみれ荘の面々が丹念に描かれていくなかで、ただ反論を引き出すための露悪要員としてのみ現れるだけの人物がひとり居てしまって、初読と変わらずそこが気になってしまった。
現実にはそんな事ばっかりなので、リアリティとして捉えることも勿論できるのだけど。


