ユメ "成瀬は信じた道をいく" 2026年7月3日

ユメ
ユメ
@yume_bookworm
2026年7月3日
成瀬は信じた道をいく
昨年の7月に前作『成瀬は天下を取りにいく』を読んで、主人公・成瀬あかりが自らの意志を貫き通す姿に勇気をもらったのだが、ちょうど一年後にまた成瀬の信念の強さに励まされた。それに、成瀬が自分の決めた道を邁進する物語が爽快で、純粋に読んでいて元気になれるのだ。 今作の語り手となるのは、成瀬が組んでいるお笑いコンビ「ゼゼカラ」の熱烈なファンである小学生・北川みらい、成瀬の父・成瀬慶彦、成瀬がバイトをするフレンドマートに日々クレームを入れている呉間言実、成瀬と共にびわ湖大津観光大使に選ばれた大学生・篠原かれん、そして成瀬の相棒である島崎みゆきだ。様々な視点から見た成瀬の姿に、ますます彼女のことが好きになったし、成瀬の人生と交わったことによって語り手たちの人生が多少なりと変化するのにも胸が温かくなった。 成瀬は本当にぶれないひとだから、彼女と関わると自分自身を見つめ直す機会になるのかもしれない。そんな成瀬が、島崎と離れることだけは不安だというのも、二人の強い信頼関係がうかがえてよかった。 それにしても、京都大学に合格し、びわ湖大津観光大使となり、紅白歌合戦にも出場と、着実に自分の力で夢を叶えてゆく成瀬はとにかく凄い。成瀬なら本当に200歳まで生きられるんじゃないかと思えてくる。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved