
プカオ
@panshg_0118
2026年7月20日

重力ピエロ(新潮文庫)
伊坂幸太郎
読み終わった
感想
紹介
登場人物らの言動や行動一つ一つに意味があった、目的に対する心情が描かれずにここまで違和感なく読めるものもなのか。著者の作品はいつも読者に核心を見せず、丁寧に物語に運んでくれる。徐々に謎や行動の意味が明かされていくのが読んでいて爽快だった。
気休めであっても、その場限りの安心感が人を救うこともある。春が信じていたジンクスもその類なんじゃないかとも思った。
世間一般の常識や法律なんて後からついてくる、ならば少しくらい逆らって忘れてみても良いじゃないか。この言葉がとても好きだ、自分にとって何を指針とするべきか、その範囲を広げてくれる。もちろんそれは危険でもあり、出した答えにはそれ相応の覚悟が必要だ。だが、きっとそこに正解なんてないのだ、この小説の文章が重要な局面で勇気を与えてくれるような気がした。






