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プカオ
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@panshg_0118
去年頃から小説にハマりました。 読み終わった本の感想載せてます。
  • 2026年10月4日
    ふつうの人が小説家として生活していくには
    著者がどの様に小説家になったのか、その為にどの様な生活をしていたのか、仕事に対する考え方...といったことがインタビュー形式でまとめられている。 自分の好きなことを掘り続ければ、ものにならなくてもそのあと何かにはなる。という言葉は強く励みになった。自分という人間を構成していく上で大切なピースになるのだと思うと、周りの声なんか気にせず夢中になれるだろうと思った。 小説家を目指す人に送るアドバイスとして、毎日書こう、とコメントしており、習慣をつけることの重要性も詳しく語っていた。 何者かになりたいなら自分との約束を守り続ける必要があり、そうすることでやっとスタートラインに立てるのだと著書を読んで感じた。
  • 2026年10月4日
    汝、星のごとく
    『いざってときは誰に罵られようが切り捨てる、もしくは誰に恨まれようが手に入れる。そういう覚悟がないと、人生はどんどん複雑になっていくわよ。』 櫂は少年時代、親に愛を向けられなかった過去から大切な身内には人一倍情が入ってしまう。それ故に、大切な身内を切り捨てることができず、人生はどんどん複雑に絡まっていく。 暁海は1人になってしまい精神を病んだ母親を切り捨てられず、島を出る夢も諦め、仕事をしながら母親を支えるヤングケアラーになり精神をすり減らしていく。 2人共、人生が複雑に絡まっていくのだが、各々転機が訪れる。周りの人間が手を差し伸ばした時、その手を掴んで覚悟を決められるか。2人はそれぞれ違う選択をし、対比の様に物語が進んでいく。 側から見ると、切り捨てられず、手に入れようとしなかった人生は不正解の様に見えてしまうかもしれない。だがそうすることで救われる人間もおり、決して間違いではなく、一つの正解だと言える。 どの様な選択をしようが、それが巡り巡りって望んでいた幸せにたどり着くことがある。自分の人生に後悔する暇があるなら少しでも前に進もうと全力を尽くすべきなのだと思った。
  • 2026年9月27日
    華氏451度〔新訳版〕
    華氏451度〔新訳版〕
    本を読む、所持する事すら禁止とされたディストピア。そこで本を見つけ次第、焼き尽くす仕事をしているモンターグはある少女と出会い、自分の職務に疑問を抱くようになる。 人々が本を読んで考える習慣がなくなり、思考停止に近い状態で生きている世界。約80年前に出版された小説だが、予言したのかと思えるくらい今の現代社会は本作のような世界になりつつある。機械やインターネットに頼ることが増えてきた時代で、考え事もAIに任せれば全て解決してしまう。徐々にAIの精度も上がるだろうし、いつか生活の全てをAIに管理されるのではないかと考えてしまう。そうなれば人間は考えることを放棄し、本作の様な思考停止の状態で生きている人間が殆どになってしまう。そんな世界は混沌になっていき、いずれAIに支配される世になるかもしれない。 そもそも本を読ませると考え、現状に疑問を抱くようになってしまうから本すら読ませないなんて、恐ろしい世界だと思った。完璧に支配された世界は疑問すら持たせない、まさしくそうなるんだろう。 AIを日常に持ってくるのも悪いことではないが、100%頼りきりにするのではなく、程々の距離感で利用することが本作の様な世界を作らない為の第一歩になるはずだ。
  • 2026年9月19日
    傲慢と善良
    傲慢と善良
    婚活等でよくある断り文句『ピンとこない』『別にそこまで理想は高くないんだけど...この人は違う』を簡潔に言語化しており、自分の設定した自己価値がその人と釣り合っているのかという傲慢から生まれていた言葉だと知った時、まさにその通りだなと納得した。 自分達が普段何となく感じている抽象的な感情の理由を言語化できたら、どれだけ生きやすくなるんだろうと思えたし、言語化する為に常日頃から考え続けてみたい。
  • 2026年9月1日
    やまいだれの歌(新潮文庫)
    同じ職場の女の子に恋をした主人公の貫多は、彼女の気を引きたいが故に『カッコつける』行為として、他人に対し失礼な態度や言動をとり、酒の席ではどんどんそれがエスカレートしていく。 自分の周りにもしいたら距離を置いてしまうだろうなと思うが、彼の内面を小説で読んでいるからこそ共感できたり憎めない所がある。好きな女の子にダサい自分を見せたくないが為に先輩に怒られている最中にタメ語で返したり、酒が強い自分を好きな女の子にアピールする為にお酒をたらふく飲んだりと、なんとなく気持ちがわかるし、似たような事は誰もがしていると思う。そんな貫多に読者は夢中になり、彼の人生を追ってみたくなるのだろう。勿論自分も、その1人だ。
  • 2026年8月30日
    夏物語
    夏物語
    欲望を叶えてもてもまた新たな欲望が生まれる、きっとそれが生きるということなのだ。 小説家になることを夢みて日頃から小説のことを中心に考えてきた夏子だったが、時が経ち小説家となりふと『このまま1人で生きていくのだろうか?』と思い、子供を産む為に精子提供について考えるようになる。 産まれた子供が『生まれてきて良かった』と思えるように責任を持って育てていく重要性をひしひしと感じた。『生まれなければ良かった』と思う人間は子供を産もうとは考えない。人口減少が進んでいる要因の一つとしてこういった問題があるのだと思う。どの様に生まれてきたとしても、親や周りの環境で子供の心身は左右され、その後の人生に大きな影響を与えることになってしまう。自分達の欲やエゴで生まれてくる子供に対し、どの様に責任をもって育てていくべきなのか、教えてくれたような小説だった。
  • 2026年8月23日
    君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)
    居酒屋で駄弁ったり、バイトに行ったり、友人とは言えない知り合いぐらいの微妙な関係の人と学食で話したり、なんてことない大学生の日常が描かれているが、登場人物それぞれが何かしら傷や哀しみを負っている。 それらをどう処理するかという話ではなく、背負ったまま生きてきて、それが本人の考えや生き方にどの様に影響しているかを描いた話だと考えている。 どうしたって根本的な解決には繋がらないが、それならこう思っていればいいさと、このタイトルが少し気持ちを楽にさせてくれた。
  • 2026年7月26日
    十角館の殺人 <新装改訂版>
    たったの一文でそれまで読んできた根底の柱が壊された。 40年前の小説ながら、現在まで書店の目立つ位置に置かれているのも頷ける。 ページ数こそ多いものの、会話が多く短い文章が多い為、初めてミステリーを読む人も読みやすいのではと思う。 見事に誘導されてしまった、読み返すと新たな目線で物語を楽しめると思った。次の水車館の殺人が、今作とどう関係していくのか楽しみだ。 正直あの一文を読んだ時は頭がこんがらがった。いや不可能だ!と思って自分でも無茶苦茶な推理をしていたが、よく考えてみれば確かにできなくもないことであると気づいた時、鳥肌が立った。これはありえない、と自分の持つ常識の範囲に考えをはめていていてはミステリー特有である誘導の格好の餌食にされてしまうなと感じた。もちろんそっちの方が面白く感じるだろうし、楽しめるのだが。
  • 2026年7月20日
    重力ピエロ(新潮文庫)
    登場人物らの言動や行動一つ一つに意味があった、目的に対する心情が描かれずにここまで違和感なく読めるものもなのか。著者の作品はいつも読者に核心を見せず、丁寧に物語に運んでくれる。徐々に謎や行動の意味が明かされていくのが読んでいて爽快だった。 気休めであっても、その場限りの安心感が人を救うこともある。春が信じていたジンクスもその類なんじゃないかとも思った。 世間一般の常識や法律なんて後からついてくる、ならば少しくらい逆らって忘れてみても良いじゃないか。この言葉がとても好きだ、自分にとって何を指針とするべきか、その範囲を広げてくれる。もちろんそれは危険でもあり、出した答えにはそれ相応の覚悟が必要だ。だが、きっとそこに正解なんてないのだ、この小説の文章が重要な局面で勇気を与えてくれるような気がした。
  • 2026年7月12日
    職業としての小説家(新潮文庫)
    自分なりのオリジナリティーを見つけ出すには、自分に何か加算するのではなく、自分に何かマイナスしていく作業が必要になるという論述は興味深かった。普段から無意識にでも多くの情報を得ると、いざ何かを生み出す時に頭が混雑し、何もできなくなってしまう。必要のないコンテンツは捨て、情報の整理を行えば頭の中を自由に動かせる。 自分にとって必要な情報の見極めは、『それをしていて楽しいか?』というものだった。そう考えると、自分の生活は必要と不必要が乱雑していた。『楽しむ』より『観る』が目的となっていて、自分が受け取るコンテンツの整理整頓をしなければと思った。 また、長編小説が創られていく流れについても話しており、小説が出来上がるまでの書き直しの多さに驚いた。それも短期間で続けていくのではなく、完成した時の興奮を抑える為にあえて期間を空けて推敲していくのだ。これ以上直すと、かえってまずいことになるかもしれない、となるまで書き直していく。なんとなくわかっていたが、小説を書くことがここまで時間をかけ、地道に継続していく作業だということを再認識させられた。
  • 2026年7月5日
    5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学
    5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学
  • 2026年7月5日
    夏帆
    夏帆
  • 2026年6月28日
    斜陽
    斜陽
    恋と革命は愚かな行為だと世間の大人達から教わり、29歳になったかず子はそれは間違いだったのではと考え、逆に人間は恋と革命の為に生まれてきたのだと思うようになる。その後、側から見れば引かれるような行動も平気でしていくのだが、現代においても恋を知らずに生きてきた人間の行動は割と突飛だったりするので、確かにそうなってしまうよなとかず子に対して気の毒に思った。また、子供の頃に受けた大人の極端な教育が後々悪影響を及ぼすのは現代社会を生きる私達の世代でもよくあることだし、100年前からそれを執筆した著者の凄さ、なぜ今でも読まれているのかがわかった気がした。
  • 2026年6月19日
    BUTTER(新潮文庫)
    人は常に誰かを中心に周り続けている。 中心にいる人間が与えられることを当然だという態度をとる時、与える側の行動は義務化し、虚無となり関係はバターのように溶けて無くなってしまう。 また、与える側が中心にいる人間をいくら想ってても、中心がその想いに気づき、応えなければ同じように与える側が疲弊しバターのように溶けてしまう。 ただ想うだけじゃなく、相手と向き合って話し合うのがどれだけ大切なのか思い知らされた。 自分の食べたい物を食べる、欲望に対し忠実でいるには他者に縛られず孤独でストイックに料理と向き合わなければならない。だがある程度の人間関係は築いた方がいい。料理に多少のスパイスが必要なように。
  • 2026年6月14日
    ちぐはぐな部品
    ちぐはぐな部品
    意外なオチがくるのだろうと身構えているのにそれでも斜め上に超えてくる短編集。もはや50年以上前に執筆されたものだというのに著者の描くSFが、今自分達が生きている世界、または予想されている未来となんら変わりがなかった。SFを書く為に必要な力は、本人達が生きている時代から的確に未来を予測する力なのではないかと考えてしまう。夜眠る前の短い時間で熟考する必要もなく読書したい時、また星新一の短編集を読みたいと思った。
  • 2026年6月5日
    超かぐや姫!
    超かぐや姫!
    小説では彩葉の心情と並行して進んでおり、映画だけでは分からなかった各キャラクターの詳しい情報も盛り沢山で、小説版だからこそ味わえる面白さがあった。映画を観て好きになった人には間違いなくオススメしたい。またもしこの小説からこの作品に入った人は映画にしかない場面もあるので映画でも観てほしい。ライブシーンはカットされているため、小説(ライブシーン直前)→映画(ライブシーン)→小説(ライブシーン直前まで)といった流れで観てみるのも良いかもしれない。
  • 2026年5月30日
    自分以外全員他人
    ストレスを溜め込みながら、周りに迷惑をかけないよう生きてきた主人公に降りかかる理不尽が、彼の心を剥き出しにする。多くの人がこの主人公のように苦しみや鬱憤を溜め込みながら生活を送っているだろうし、いつそれが溢れ出してしまうかは本人達にも分からない。理不尽を受けてきた側が、理不尽を与える側に変貌してしまうのは、いつだって突然だ。
  • 2026年5月19日
    超かぐや姫!
    超かぐや姫!
  • 2026年5月17日
    ダンス・ダンス・ダンス (講談社文庫)
    現実の世界から離れてはいけない、孤立してはいけない。あちらの世界へと行ってはならない。ステップを踏んで留まらなければならない。 様々なものを失い、現実の世界から離れつつあった主人公である『僕』が、世界に留まるために必要な存在を見つけていく。 漠然としているが、作中で明言されている『あちらの世界』とは、大切な物を失い、孤立していくと、日常ともいえる社会から見放され、まともに生きていられなくなってしまうことのメタファーなのではないかとも思う。 ステップを踏む=現実の世界に留まれるように生きていく、という意味だと考えており、人生における日々の選択を間違えないことが現実の世界から離れない方法の一つなんだと思った。 何かが起きるのを待ってゆっくりと日常を過ごす所は羊をめぐる冒険から変わっておらず、 調整の為の日や特に何も考えずにハワイを謳歌し、1人になるのがいかにいい気分かを語ったり、日々の日常をなんとなく過ごすといった生活の場面が特に好きだ。
  • 2026年5月13日
    BUTTER(新潮文庫)
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