

プカオ
@panshg_0118
- 2026年2月19日
そして生活はつづく星野源買った読みたい - 2026年1月31日
生きとるわ又吉直樹買った読み始めた読みたい - 2026年1月31日
- 2026年1月16日
- 2026年1月14日
言語化するための小説思考小川哲読み終わった紹介感想小説家にとって物語を作る際に必要な能力とは? どうやって体験して無いことを小説にできるのか? そんな問いが小説家である著者の見解で詳しく答えられている。読む前は、小説家は常人とは違う類まれな発想力があるからあんなにも面白い物が書けるのだと思っていたが、全くそんなことはなかった。私達が何気なく過ごす日々に小説を作るためのヒントが転がっており、それらを見つけ、深掘りすることが小説作りの材料だということを知り、小説を書くためには日常生活からセンサーを張って思考することが重要なのだと実感した。小説家が小説を書くためにどんな手順で、どんな技法、どんな意識なのかが本書では記されている。小説を書きたい人は勿論、小説が好きな人も楽しめると思う。 - 2026年1月6日
本と偶然カン・バンファ,キム・チョヨプ買った読みたい - 2025年12月18日
村上ラヂオ村上春樹読み終わった紹介感想著者の作品では小説しか読んでおらず、著者のエッセイを読むのは始めてで、彼の私生活がどんなものなのか覗いている気分で新鮮だった。文自体も我々に向かって話しかけているような文体で、最後はどこかユーモアのあるオチ。題名の通り、これは村上ラヂオなんだと思った。特に好きな話は、猫の自殺とけんかをしないだ。 - 2025年12月12日
パン屋再襲撃新装版村上春樹読み終わった紹介感想行動の中にできた呪いは、もう一度その行動を執ることでしか、解くことはできない。 かつて友人とパン屋を襲撃したが、どこか違和感が残る結果となり、それが呪いとしてまとわりついてしまった主人公は妻と共に空腹の中、午前二時半にパン屋を再襲撃しに行く話。 まずそんな時間に営業しているパン屋がなく、妻が『ここよ!』と選んだ店が『確かに考えようによっては...パン屋か?』と思い面白かった。真剣ではあるがどこかユニークでとても好きな短編だった。他にも四篇収録されており、他作品と繋がっている話もあり心が躍った。 - 2025年12月8日
明るい夜に出かけて(新潮文庫)佐藤多佳子読み終わった感想ある事件で心を閉ざすようになった主人公が周りとの繋がりや交流によって、徐々に心の明るさや希望を取り戻していく話。人間は孤独でいても生きていけるし不便はないけれど、他人との交流がある事で自分なりの喜びや希望を見つけることが出来るとこの小説を読んで感じた。また、主人公が好きなラジオ番組の良さについて語っているシーンも好きだ。人が好きなものに対してその良さを語っているのを見るとこちらも楽しい気分になる。私も好きなラジオ番組があるのだが、その良さについて主人公のように言葉にしてまとめてみたいと思った。そっちの方がきっと熱量も高くなれるだろう。 - 2025年11月17日
君のクイズ小川哲読み終わった感想クイズ大会の決勝で、主人公三島の対戦相手は問題が一文字も読まれぬうちに回答し正解し優勝を果たす。三島はそんな『ゼロ文字正答』の謎を解明すべく調査していく。 クイズの奥深さに驚愕した。クイズプレイヤーのクイズへの繊細な意識はテレビ等で外側から観客として見ていた自分にはこの小説を読まなければ一生知ることのないような世界だった。 クイズの正解= 自分自身の歩んできた人生の肯定へと繋がると言う主人公に、クイズで正解した時なぜ嬉しくなるのかがわかった気がした。 三島の調査によって手がかりが増え、パズルのピースをはめていくように徐々に真実に辿り着く過程が読んでいて爽快だった。 - 2025年11月15日
海辺のカフカ(下巻)村上春樹読み終わった紹介感想上巻の方では、カフカ少年のパートの方が興味深かったが、下巻の方ではナカタさんのパートの方を面白いと感じていた。恐らくそれはナカタさんの旅の同行者となったホシノくんの存在によるものだ。『普通』とは少し離れ、共感というより風変わりだと感じる登場人物が多い中で、多少ヤンチャしたものの、そこからは普通に就職して、働いている最中に偶然物語に巻き込まれていく彼に一番感情移入できたかもしれない。旅の中で音楽の良さに気づいて彼自身の世界が広がっていく描写は特に好きな部分だ。そういった体験はあまりできないものだし、ふとした偶然で起こることが多い。私も読書でそのような体験ができて幸せだ。 - 2025年11月7日
スプートニクの恋人村上春樹読み終わった紹介感想『自分の恋が相手に受け入れられなかったらどうする?』 生きていれば誰もが感じる不安だ。 『そうしたらわたしは事実をあらためて呑み込むしかないだろう。血は流されなくてはならない。私はナイフを研ぎ、犬の喉をどこかで切らなくてはならない。』 この小説にはこちら側の世界とあちら側の世界が存在している。自分を受け入れてもらえなかった場合、そこに逃げ込めば、その世界では自分を受け入れてもらえるかもしれない。もしそうならなんて夢のある場所なのだろうと思う。でも、現実の世界は一つしかない。何かを失っても、変わっていっても、生き続けるしかない。 これからの人生、夢を見ていきながら、そんな風に進んでいくのだろうと思った。 - 2025年10月30日
苦役列車西村賢太読み終わった紹介感想私小説自体を初めて読んだが、ここまで自分自身をありのまま曝け出している著者に驚愕した。もし自分が書き手側となっても、フィクションに混ぜるのでなく、事実として自分を全て曝け出せる自信はなく、著者の人間としての強さを感じた。人間なら誰にでもある醜さや嫉妬、本音といった部分も全て描いており、主人公のひねくれ気質や周りへの劣等感も、自分が感じたことのある感情で共感した。 - 2025年10月22日
破局遠野遥読み終わった紹介感想ルールに適応し過ぎた人間の行き着く場所はどこなのか。 主人公の、自分に向けられる問題や助けに鬱陶しさを感じながら、それが視界に入らなくなればもう考えなくて良いと安心し、ニュースで報道される事件や、自分とは関係のない事柄に対してはその人達の幸せを願っていたりと、形だけで都合が良すぎる部分が現代社会と似ているような気がした。まるでAIのように自分が則るルールに従ってしか行動せず、そこに感情がない主人公の異質さに不安を感じながらページを捲っていた。 - 2025年10月6日
海辺のカフカ(上巻)村上春樹読み終わった紹介感想家出し遠い街へと旅立つ田村カフカの物語と、猫と会話ができる老人ナカタさんの二つの物語で交互に構成されており、最初、彼らの物語は現実世界と空想的な世界で分けられてるのではないかと思うほど落差がある。だが読むにつれ、そんな二つの世界が徐々に混ざっていくようになり、意外な所に登場人物達の繋がりが判明したり、空想的な世界で起こった謎の現象が現実世界の登場人物に認知されたりと、二つの物語が一つに合流する展開は正直胸が高鳴った。まだまだ謎も多いが、好きな部分もまた同様だ。 - 2025年9月17日
ひまわりは恋の形宇山佳佑読み終わった紹介感想1年で1週間しか起きていられない雫と、それでも彼女のそばに居続けたい日向の究極の遠距離恋愛。プロローグを読んで予想していた展開と大きくかけ離れていた。当たり前の様に生きてきた日常が突然壊れ、自身の宿命と向き合わなければならない登場人物の心情が、読んでいて辛くなり、それでも前を向いて希望を持ち続けようとする姿に、私自身も、今あるこの時間を満足できる様に精一杯過ごそうと思った。 - 2025年9月13日
羊をめぐる冒険(下)村上春樹読み終わった紹介感想村上春樹の青春三部作完結編で、シリーズ物の小説を最後まで読んだのは初めてだった。物語が進むにつれて何とも言えない嫌な予感がまとわりつき、結末が気になって普段よりも早いペースでページを捲っていた。ついに真相に辿り着くかと思ったらそこはまだ山の麓で、かなり焦らされながら、夢中で読んだ。読み終わった時、どうすることもできない虚無感で胸が一杯になった。読み返してみると伏線らしき部分もあり、ラストを考えると切なくなった。『僕』と『鼠』、二人の青春を彩る三部作だった。 - 2025年9月11日
羊をめぐる冒険(上)村上春樹読み終わった紹介感想前二作では『風の赴くままに』登場人物達の物語が進むような構成だったが、そこから打って変わり、主人公の『僕』がある羊の写真から大きな出来事に巻き込まれる形で行動に出る話となっている。前のニ作では、どちらかというと登場人物達の内面を重視しており、外の出来事は現実世界のように流れるがままといった世界だったが、今作ではその外の出来事もどこか非現実的で、主人公の『僕』はそれに巻き込まれる運びとなっている。今までがどこか現実のような世界観だったために、今作の不穏な物語の世界(小説だから当たり前ではあるが)で、知っている登場人物がどうなってしまうのか楽しみた。 - 2025年9月1日
1973年のピンボール村上春樹読み終わった感想これは決別の話だ。鼠は故郷とジェイズ・バーに、『僕』はピンボールである3フリッパーのスペースシップに。物語は鼠のパートと『僕』のパートの2つを交互に進行していく構成であり、2人共最後には各々の大切な存在と別れるのだが、その過程はまるで違う。鼠はいつ別れを切り出すか悩み、そういった繊細な描写が印象的だった。『僕』とスペースシップとの会話はその表現だけで『僕』の持つスペースシップへの想いが理解できるし、そんな大切な存在と別れる場面がどこか切ない気持ちになった。前作もだが、登場人物達の何気ない会話がまるでオシャレな洋画を観ているようで、心地良かった。 - 2025年8月27日
銃 (河出文庫)中村文則読み終わった紹介感想漫然と日々を過ごしていた大学生の西川は、河原で銃を拾い、日常が一変する。『銃』の不思議な魅力に取り憑かれ、自己ではなく『銃』を中心に行動していく西川にゾクゾクした。西川の『銃』に対する『誰よりもこれを理解していたい。』『銃に好かれたい』といった思いは、好き、またはファンである人や作品に対するそれと似ている感情だとも感じた。確かにそういったものがそこまで身近にあるのならここまで狂信的になれるのかもしれない。 物語の終盤、西川の心情である一文から、展開が急変する。読後の余韻はつい力が抜けてしまう程、強く残った。
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