
松本真波
@_mm177177
2025年3月28日
新装版 かの子撩乱
瀬戸内寂聴
読んでる
読書日記
@ 自宅
第二十三章、残された夫・一平について。
かの子の遺稿整理という仕事を行い、世に『女体開顕』『生々流転』を送り出した。だが、作者は後者について、遺稿整理時に一平が書き足した部分があると指摘している。
「この作品の中に、自分のかの子に対する生涯の愛も怨みもぐちも投げこみ、とかしこみ、世間にひたかくしにしてきた秘密のすべてが、それほどのものにも思えなくなって、告白してしまいたい衝動に止み難くなったのだろうと推察するのである。」
そりゃ、人生のほとんどを捧げた妻と誓い合った約束を(しかもかの子からの提案)、実は妻が裏切っていたと知り、と同時にそこに妻の面影を感じさせる妻の姪が現れたんじゃ、一平も狂気的になるって。