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2026年7月20日
残響
保坂和志
かつて読んだ
archive
ambient
「何も起こらない」と言われる、イメージしてしまうような「日常」での出来事は、過去を思い出させ、思索を走らせ、他者をイメージさせる。実際には見ることは出来ないけれど、個人の想いや思索は、想った人に、あるいは全く別の誰かのそれに繋がっていく。そして世界にも確実に影響を与える。それらが連なり響き合う様を描いた小説。世界とは多分そうやって出来ていて、もしその世界が美しいとしたら、ここに収録された2篇の小説はそれと同じように美しい。そんな風に思える。それを描き出すことは小説にしか出来ないかもしれないけれど、そこに音楽が流れているとしたら、同じように静かで深く美しい音楽なのだと思う。
🎶 H.Takahashi「Enter」








