名無しの積読家 "いけない" 2026年7月20日

いけない
いけない
道尾秀介
読了。 初道尾秀介作品。 白沢市・蝦蟇倉市において起きた。様々な事件と人物が交錯する作品。 単行本のための書き下ろしである最後の4章は一番文量が少ないが、一番ゾワっとさせられた。 街は平和に見えるが、謎は明らかにならないままである。罪を犯した人の良心の呵責が形となった「告白文」も結局効力を発揮することのないまま。 真相を知っているのは読者だけである。この小説は『そして誰もいなくなった』の最後の手紙が発見されなかった場合とも言えるかもしれない。
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