本棚 "月収" 2026年7月23日

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@ann-zzz
2026年7月23日
月収
月収
原田ひ香
三千円の使い方に続いて。 お金の使い方、稼ぎ方についてのこういうライトな(読みやすい)小説ってなんか新鮮で流行っているのかな? 老後、思いがけず離婚して月6万円の年金でやりくりする女性が印象に残った。 わたしの親世代は専業主婦として家庭に専念していた女性が多かったし、結婚していればこそ生活の安定がある程度担保されただろうけど子どもが巣立ったあとに離婚となれば一人暮らしするのに十分とはいえない国民年金を受け取りながら、老いていく未来に不安を感じずに生きるのは難しいと思う。 ただこれって女性ひとりひとりの責任ではないのになんでこうなってるのと思っていた。 社会や夫(夫の勤務先、夫の家族も含めて)が無賃労働に背負わせてきたものがあまりに大きいのに、いざ一人になったときに後ろ盾がない。 この「月収」の登場人物はそこに不平不満を言っていても仕方ないしということなのか、日々をやりくりしていくために動いていくわけだけど、わたしとしては「結局ひとりで解決しなきゃいけないの?」と寂しく感じた部分があった。 お金の話、生活の話を自分ごと(個人のこと)に回収していくのではなくて、ミクロをマクロに広げていく必要があるんじゃないか?
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