
輝くすき焼き
@kagayaki_sukiyaki
2026年7月20日
ノルウェイの森(上)
村上春樹
読み終わった
読書メモ
感想
読書日記
初村上春樹作品。
文体には惹かれる。でも、作品に流れている男の自意識・性描写・皮肉っぽい視線にはかなり引っかかる。だから“好きな作家”というより、今のところ“なぜ人気なのか調査したい作家”という感じ。
そして、村上春樹を上品に仕上げたのが伊坂幸太郎という感覚がある。
村上春樹と伊坂幸太郎には、軽妙な会話、比喩、現実から少し浮いた感じ、断言しない空気、知的な脱力感みたいな共通点がある。
でも伊坂幸太郎の方が、性や男の自意識が前面に出すぎず、笑いも人間を嘲るというより、世界の不条理や状況のおかしさに向いている。だから伊坂幸太郎の方が柔らかく、品よく、読みやすく感じられる。
それから『ノルウェイの森』が生まれた時代性から考えると、1980年代後半の作品で、スマホがない時代。
通勤中に新聞、雑誌、文庫本を読む人が多かった時代。
その読書市場の中に、サラリーマンや若い社会人男性という太い読者層がいたのではないか。
だから、当時の作品には「都会的で、知的で、女と寝て、孤独で、斜に構えていて、でも傷ついている男」みたいな像が、今より自然に受け入れられていたのではないか、と思いました!!!!
