
まろ
@maro
2026年7月20日
時計じかけのオレンジ〔完全版〕
アンソニ・バージェス,
アントニイ・バージェス,
乾信一郎
読み終わった
最初は過激な暴力描写とスラングっぽい独特の語り口調に面食らったものの、途中から善悪の話が始まってこれ好きなやつだとのめり込み。
300ページちょっとながらいろいろ考えてしまう本だった。
人にとって好ましいものを善、そうでないものを悪とすると、いずれ善同士はどこかで衝突する。それだと社会はまわらないのである程度の規範が必要だけど、もしその行動が自由意志に基づいたものではなく強制されたものだとすると、それをどう評価すべきか?難しい〜。
現代社会でも道徳教育や報道、SNS等である程度社会にとっての善悪、価値観は方向づけられているけど、それは社会を維持するためにも、その中でわたしたちが円滑に生きていくためにも必要なことだと思う。でもやっぱりそれも行き過ぎるとそれ自体が悪になるし、社会は崩壊するんだろうな。
キリスト教圏だとまた感想が変わるのかもしれない。
最終章は、ない方がきれいではあるし、ある方が救いがある気もするし、賛否両論あるのがわかる。
