すゆ "伊藤野枝集" 2026年7月20日

すゆ
すゆ
@suyu12
2026年7月20日
伊藤野枝集
伊藤野枝集
森まゆみ
「風よ あらしよ」を読み、伊藤野枝が世間に対してどんな言葉を発したのか興味を持ち、手に取った。 燃えたぎる炎のように強靭な意志を持ち、まさしく「刹那も強く弾力ある、激しい生き方」そのものだったことが伝わってきた。 「暖い褥の上で、日当りのいい机の上で、習得された知識を自分の特権をでもかざすように、労働者達の上に押しつけ見せびらかすという事は、労働者の感情をふみつけにしたものでなくて何であろう。」 地位や肩書、性別にとらわれず、相手と同じ目線に立ち、ひとりひとり「人間」として尊重することを何よりも望む。 言葉の奥にある”覚悟”が、こういった強い言葉を前へ前へ発していく力になるのだろう。 あとがきにもあったが、もし伊藤野枝がもっと生きていたなら、日本の女性観、労働観等々…今とは違う景色が見れたのだろうと思わせられた。絶対何かが変わっていた。そう断言できるくらい、意思の強さとやり切る覚悟が彼女の紡ぎだす言葉からにじみ出ている。 朝の通勤時間帯、駅の喧騒から少し離れたベンチで少しずつ読み進めながら、自分が選んだ道を進むことへの活力を分け与えてもらったような気がした。
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