
さぶりす
@saburisuuuuuuuu
2026年7月20日

パン屋再襲撃 (文春文庫)
村上春樹
読み終わった
よーわからん、でも読みやすい。
結局何を言っているのかわかんねえ、白昼夢のような話だ、というのがまず出た感想。
夢を見ている間はそこに違和感なんてないのに、起きて思い返すと何だかよく分からない。この本も、読めちゃうし何が起こっているか自体はわかる、でも思い返すと結局何だったんだ?となってしまった。
でも、考えてもその意図や原因が分からないことってたくさんあるし、そういうものは想像で補うしかないけど、したところで確かな正解に辿り着けるわけじゃないことってたくさんあるし記憶だって曖昧で形を変えてしまうものだし、なんて考えていると、「なんかもうよくわからん」そのものなのかな、この話も人間も。それでいいや、という気分になる。
作中にあった「あなたの頭の中のどこかに致命的な死角があるとは思わないの?」という問いには少しドキッとしてしまった。話を理解出来ないのはあなたの頭の死角の問題かもね?と意地悪な問を残されたような気がした。実際に死角は存在するだろうし、死角は認識出来ないから死角なのであって、つまりそう思ったところで結局正解なんてわからないぞ。というところまで考えさせるジョークなのかな、なんて事を思った。