
ルリオ
@rulio
2026年7月21日
十戒
夕木春央
読み終わった
神とは誰なのか。
主人公の里英の事故で亡くなった伯父が遺した孤島にリゾート開発計画が持ち上がる。事前視察のため孤島に訪れた業者や友人や里英と里英の父の9人だが、島内に大量の爆弾があることが判明する。そのうち1人が殺害され、犯人から犯人探しを禁じるルールが提示される。
「今、この島は紛れもなくディストピアと化している。小説家に書かれているような、ある思想のもとに綿密に計算されて築き上げられたディストピアではなく、爆弾という単純な機構を使って造られた、即席ディストピアである。」(246ページより引用)
結末を知った後はミステリーとは少し違う目線でもう一周は読めそう。「方舟」のときもそうだったが後半からはぶっ通しで読んでしまって3時間以上経っていた。正直、比べてしまうと「方舟」の方が面白かったかなーと思っていたら最後の1ページで声が出た。犯人を神と考えると、嫌なのか興味を惹かれるのか嬉しさなのか、私はよくわからない気持ちになる。私は「方舟」の読了後と同様、なぜか落ち着かなくなっている。近日発売されるらしい「楽園」も読まなきゃいけなくなった。
いきなり「十戒」を読む前に、面白いので「方舟」を先に読んでいただきたい。








