阿部義彦 "奇怪動物百科〔新版〕" 2026年7月21日

阿部義彦
阿部義彦
@xtc1961ymo
2026年7月21日
奇怪動物百科〔新版〕
奇怪動物百科〔新版〕
ジョン・アシュトン,
高橋宣勝
先人たちが過去に様々な動物たちをどの様に認識していたかの記録を寄せ集めたものです。科学的に物証するという態度のまだなかった頃。著者は決してそれを読んでお茶にする様なスタンスでは執筆してはいない。当時それは常識として通用していて、その様な世界観の中で人々は生活していたのだと、哀惜の情を込めて絶妙の距離感で描写している。明らかに伝説上の動物(スフィンクス、サラマンダーetc)が4割、今でも存在する動物(エビ、狐、わに、人間etc)が6割位の割合か、特に後者が面白い。プリニウスの名前は頻繁に登場します。ヤマザキマリ・とり・みきの漫画『プリニウス』は全巻読破したので、あのオッサンやるじゃないかと。振り返れば今のネットSNSでも声の大きい事項が何の検証もされずに、リツイートされたり、無責任に事実として引用されて独り歩きしたり、今と昔も相似形とも思った。何より図版が多数あり、見てるだけで楽しかった。
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