𝑟 "隻眼の少女" 2026年7月20日

𝑟
𝑟
@mefmjxu_
2026年7月20日
隻眼の少女
隻眼の少女
麻耶雄嵩
麻耶氏は初めましての著者。こちらをおすすめしてもらったので手に取った。 読了してからの感想は読後感がモヤッとする不思議な作品。 文章は決して読みづらくないのに冗長な部分が多いため中弛みを起こしてしまったり、唐突に挟まれる恋愛要素がノイズで何度断念しようか迷ったものの作中の湿っぽい村の雰囲気と情景描写が大変好みでそれだけを味わいたい一心で読了。 物語の構造自体は面白かったが、犯人の動機や死体の首を切った理由、兇業の子は結局なんだったのか?が解明されないまま終わってしまったのが腑に落ちない。舞台設定や登場人物もたまたまこの村が標的になっただけでどこでも良かった。恐らくこれがモヤモヤした読後感に繋がっているのかなと。 あまり深く考えなければ最後の展開も衝撃的なので楽しめただろうが、自分はそこが引っかかったまま終盤に差し掛かってしまったため淡々と物語が進んで終わった感覚だった。 本格ミステリーとして読み進めていた自分には、終盤の着地が少し意外で期待していた読後感とは異なっていた。しかしサイコホラーやサスペンスとしてみるなら面白いと思う。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved