ほげ蔵 "一九八四年(新訳版)" 2026年7月20日

ほげ蔵
ほげ蔵
@kirihito8210
2026年7月20日
一九八四年(新訳版)
一九八四年(新訳版)
ジョージ・オーウェル,
高橋和久
ずっと手を付けていなかったディストピアSFの金字塔。 文体が男性的かつ硬質でカロリー消費がキツかったが、これに続く「動物農場」を読むためにはこれしきで挫折するワケにはいかないのだ。 唯一ジュリアとのロマンス要素もあったのが救いだったがそれでもいろいろ酷い仕打ちで悲劇的ではあるがまったく女っ気が無いよりはマシである。 やっぱりビッグ・ブラザーの社会描写とりわけ人々から思考を奪い取る「ニュースピーク」の設定は本当に悪魔的で全体国家の峻厳さと狂気を焼き付ける強烈な設定だ。 名作と呼ぶにふさわしい戦慄の読後感であった。
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