
ほげ蔵
@kirihito8210
スマホいじりをやめて少しずつでいいから本を読みたい。読書記録になればいいかなと。
- 2026年9月19日
横浜駅SF柞刈湯葉,田中達之気になる - 2026年9月19日
[デジタル主権]戦争昼間たかし読み終わったグローバリゼーションやデジタル化が進む世界では「これだけ深く結びつけば、お互いに戦争や敵対ができなくなる」という平和的な期待が残っていた。それは昔の話。 しかし実態はネットワークのハブ(インフラの通り道)を握るものが物理的にコントロール権を手に入れ、特定の意図で遮断できるという特権を手に入れた。 これが「武器化」です。軍事力を使わなくても、相互依存のネットワークそのものが強制力の手段になる、という指摘です。 これを金融検閲というが作者はそれならばまだいい、そこへきて国際金融システムは文脈を読まない。道徳も、思想もない。あるのは訴訟リスク、株主圧力、ただ危険そうなものを、先に消す。これだけ。 まだそれでも生ぬるく、アルゴリズムのレイヤーにおいては「何を見るか」「何を信じるか」さえも先回りして設計されている。 昼間たかしさんの熱量は厚く、ただの煽りではない現況の構造を見据えた影響力の優先順位で何が動くかを克明に記している。 赤根さんや周辺スタッフも金融封鎖に遭ったのは記憶に新しいところだが本書の入稿は6月末。ICCへの制裁指定より、約2か月前のことだった。 - 2026年9月12日
ICC(国際刑事裁判所)所長による、知られざる国際司法の最前線。 逮捕状請求の段階を既定路線と誤認する世論やメディアへの苦慮、予審審査のプロセスなど、法手続きの実情と法理が明快に綴られる。 ロシア案件後、日本とハーグを往復する飛行ルートの選定すら命がけという生々しい緊張感に息をのんだ。 「戦争犯罪」立証の厳しさや、いとも容易く揺らぐ「法の支配」への危機感に加え、日本国内が中核犯罪に対処できない法制度の課題、東京事務所の開設構想など、自国の役割を問う提言も重い。 重厚な議論が続く中、唯一ほっとできたのは第三章の「私はこんなふうに歩いてきた」。 赤根さんの人となりがよく分かる軌跡の懐述が理解を助けてくれて読後感もピリッと引き締まるものになった。 - 2026年9月6日
デジタル社会の歩き方竹田ダニエル読み終わった後半は女性の抑圧・復権や著名人の「有害な男性性」を体現する問題言動に対しての痛烈な批判などに力がこもっていたが、集中攻撃されている女性が教育を受けて立派な研究を成し遂げることに対しての男性側からの罵りや陰湿な脅迫を目にして、きっちりと理知的に構図・背景を押さえた上でぐうの音も出ない説得をしている姿には さまざまな人の思いを背負った真摯な社会対話のパーソナリティーが認められるところである。 私は男としての存在意義以上に第一義的なものは経済だと思っているから、社会的な経済の生態系が健全になる事こそが村(共同体)を豊かにする基底、それをまず耕すことから始めたいと思っている。 その上で「資本の自己増殖の原理」への懐疑の取り組みも自分の中で追求していきたい。 洋行な知見が多く見られ、現在のアメリカのファースト・インパクトがやがて日本にも来るという緊迫感もあった。 「音楽と政治は繋がっている」 「特にXではリンクの貼られた投稿が伸びづらくなったりしたため、偽情報が蔓延する事態になっている」 にはハッとさせられた。 - 2026年9月3日
自他の境界線を育てる鴻巣麻里香気になる - 2026年9月3日
- 2026年9月3日
- 2026年8月31日
民主主義の非西洋起源について(1011)デヴィッド・グレーバー,片岡大右気になる - 2026年8月27日
デジタル社会の歩き方竹田ダニエル買った - 2026年8月15日
新訳 動物農場ジョージ・オーウェル,田内志文読み終わったジョージ・オーウェル「動物農場」 『1984年』というディストピア小説をなんとか読みこなして、そこからのオーウェル源流作に挑戦。 動物の寓話で描かれた労働者革命。 ソビエト連邦のスターリン主義と全体主義に対する痛烈な風刺ということで自分も場面とかをオーバーラップさせようとしたが、 なにせ共産主義の権力の腐敗とかそもそも知識があまりなかったので作者の狙った辛辣さなどを読み取る理解力が足りなかった。 結果として動物キャラクターのドタバタ奮闘劇のちょっと怖い絵本を読んでいるような感覚でキャラクター造形を愉しんだ。 もしかして「新世界より」のスクィーラ―って動物農場が元ネタ?! ただこの作品には「オーウェルによる序文案」「ウクライナ語版への序文」「私はなぜ書くのか」「訳者あとがき」などが充実していて物語の理解にとても役立ったが、裏を返すとその時代に当時の社会から問題視され猛烈な反対を押し切っての執筆だったということの証左でもあって、その当時の覚悟を知るとただならぬ読後の厚みが温度として残ったのは印象を一段深めてくれるだろうと思った。 単に動物寓話としてカジュアルに読み進めてしまったのが口惜しい。 - 2026年7月20日
一九八四年(新訳版)ジョージ・オーウェル,高橋和久読み終わったずっと手を付けていなかったディストピアSFの金字塔。 文体が男性的かつ硬質でカロリー消費がキツかったが、これに続く「動物農場」を読むためにはこれしきで挫折するワケにはいかないのだ。 唯一ジュリアとのロマンス要素もあったのが救いだったがそれでもいろいろ酷い仕打ちで悲劇的ではあるがまったく女っ気が無いよりはマシである。 やっぱりビッグ・ブラザーの社会描写とりわけ人々から思考を奪い取る「ニュースピーク」の設定は本当に悪魔的で全体国家の峻厳さと狂気を焼き付ける強烈な設定だ。 名作と呼ぶにふさわしい戦慄の読後感であった。 - 2026年6月20日
米原万里 新装版河出書房新社編集部読み終わった大事なことを忘れてた。上坂すみれさんの寄稿があるとか言っていたが勘違いだった。 この本には上坂すみれさんは載っていない。 それでも各界の縁ある人のエッセイや回想が花開いていて、私も米原万里さんについてはまだ半可通であったのでじっくりと関連著書を読んでいきたいと思った。 「嘘つきアーニャ」のエピソードが面白そうだったのでU-NEXTの「時をかけるテレビ~今こそ見たい!この1本~」などサテライトにも手をのばしていろいろ忍ばせてもらった。一日7冊というかなりの読書家だったそうだ。 - 2026年6月16日
米原万里 新装版河出書房新社編集部買った没後20年ということを知らなくて、5月くらいに神保町などでフェアやイベントもあったみたいだがことごとく見逃してしまい、せめてもと言うことでこの本を買った。上坂すみれさんの寄稿もあるのか、気になる。 - 2026年6月14日
人新世の「黙示録」斎藤幸平読み終わったマルクスにあれだけ迫ったのだから資本主義の悪の源泉・「資本の自己増殖原理(マネーゲーム)」に到達してくれれば良かったのだが…。(余剰価値については説明していたが違いがよく分からない) プロレタリア独裁とか暗黒社会主義とか物騒な言葉も並ぶがこれも斎藤氏のエンタメ精神の表れかもしれない。 - 2026年6月9日
定本 力と交換様式柄谷行人積読中 - 2026年6月9日
塞王の楯 下今村翔吾気になる - 2026年6月9日
塞王の楯 上今村翔吾気になる - 2026年6月9日
中国の行動原理益尾知佐子気になる - 2026年6月8日
人新世の「黙示録」斎藤幸平読み始めた数日前から読み始めている。作中紹介で テクノ封建制のあの本、あったなーと。 そっちの方に気を取られつつ、前菜のような形で読んでいくのがいいだろう。 ちなみにリハックとかは見ていません。 - 2026年5月31日
大きな鳥にさらわれないよう川上弘美読み終わった淡白な文体なのにクリティカルなフレーズや世界観決定的なセリフなどがサラッと出てくるから うかつに流し読みすると展開を見落としてしまうので読んでいて気が抜けない小説だ。 カタストロフ後の人類の遺伝子操作・クローン技術・AIによって再編成された世界が舞台。 カタストロフの内容は明示されないがコロニーの生活は驚くほど静か。 家族・血縁・婚姻というものが完全に解体されていて画像に例えると 「理系的パンクミュージックがモチーフの抽象絵画」のようだ。 人の心を走査できる「あたし」や、ついに植物のように光合成して日光浴をする新種などSF的ガジェットもモリモリだが なにか情感ある文体の中で最低限つつましく自己主張するような描写であくまでも世界観優先の優しい筆致に安堵感を抱かせるものがある。 でも内容は猛毒というか突き抜けたものがあるんだけどね。静謐の中の大嵐。 このニュアンスを言語化するのは難しい。
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