
杉野ひこ
@suginohiko
2026年7月31日
すばらしき新式食 SFごはんアンソロジー
カシワイ,
人間六度,
新井素子,
椹野道流,
深緑野分,
竹岡葉月,
辻村七子,
青木祐子,
須賀しのぶ
読み終わった
アンソロジー
どんな世界でも人は生きるためにごはんを食べている。
面白かったのは、
「E・ルイスがいた頃」
”未来版・西の魔女が死んだ”って感じで好きなお話だけどこれSFかなって感じもある。
「おいしい囚人飯」
既存作品の番外編。本編を知らなくてもキャラクター・世界観が出来上がっているから、軽妙な会話で伝わってくる関係性も展開も楽しい。
完成した料理・再構築メニューを食べてみたくなる。
「妖精人はピクニックの夢を見る」
ひょっとして陽性・妖精・要請の言葉遊びから出来ているのかな。
感染症が日常化している世界は他人事じゃない未来のような気がする。
「しあわせのパン」
それひとつで食事を賄う味気ない完全食はSFによくある要素だけど、この"しあわせのパン"こそをおいしく味わうラストがなんだかいいなって思った。
「敗北の味」
このお話が一番好き!
そうか、料理って科学だ…!
”電池”という高栄養食を取って生活している人間、旧人類の失われたレシピも食卓を囲む楽しさも大切に保管していた料理番ロボット・ペパーミル。
この対比と出会いと交流。
最後に登場する料理の描写に思わず笑顔になっちゃう。そう、それは人類の至宝ですとも。ね。