おとうふだいすき "火花" 2026年6月14日

火花
火花
又吉直樹
なんか泣きたくなる。 しんどい、でもなくて、同情しちゃうとかでもなく、 うまく形容できない感情が残った。 芸人としてしか生きられない人と、 その人に憧れて、隣で見続ける人のお話。 面白い人が必ず売れるわけじゃないし、 幸せでいてほしいと願っていても思うようにはならない。 変わらないでいてほしいものほど、指の間をすり抜けていく、みたいな 無情で連続的な世界と闘っているようなお話だった。 個人的には最後の花火の場面が印象的で、 あれは、連続的で無情な世界の中に確かにある、一瞬の幸福だったんだろうと思う。
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