おとうふだいすき "黄色い家(下)" 2026年4月1日

黄色い家(下)
黄色い家(下)
川上未映子
面白かったー! 前編で漂っていた、表面張力みたいな「子どもたちが集まって生きている感じ」と、不安定で不穏な空気……が後編で一気に崩壊、爆発した。 うまく形容できないけど、「読み応えがある」ってこういう本のことを言うんだなと思った。 読み終えたくなくて、図書館で借りてから 長いこと本棚に置いてた本なんて初めてかも、笑 ---ネタバレ含むかも--- 「家」って、自他境界が混ざり合う場所で、きらきらした思い出も温かさも辛さも全部が溶け合っていて、そして何より維持するのがめちゃくちゃ大変で。 主人公が「家」を維持するために金と労力に溺れていく感じを見て、「家」ってこういう場所なんだなと腑に落ちた。 一方で、そこから脱する桃子は、もともと“帰る場所としての物理的な家”を持っていた存在でもあった。主人公には「帰れないでしょ」 と言われつつも。。。 ⬆️でも多分、本書が伝えたい本筋とは違う気がする!!分かんないけど。 「家」の大変さというよりは、子供が社会で生きること、その不安定さと不穏さ、だけど「家」の温かさに救われた幸せ、 そんなぐちゃぐちゃさが、強く残る一冊だった。
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