
おとうふだいすき
@otofu
2026年3月24日
渇愛
宇都宮直子
読み終わった
一気に読んでしまった。
YouTubeで朝井リョウが買っていて、私も読んでみようと思って手に取った一冊。
読んでいくと、“りりちゃん”の多面性と不安定さが見えてくる。
社会が言う「弱者」の枠にいること、崇拝される側になっていること、そして「注目を求める不安定さ」があること……
どれも同時に存在していて、ふわふわと掴みどころがなかった。
作中では、りりちゃんの生まれた環境にも言及されていて、つい「環境が生き方を左右する」と言い切ってしまいそうになる。
けど、りりちゃんの場合は少し違っていて、
注目されて崇拝される状態そのものが、
地続きの環境(?)になってしまっている感じがある。
過去の環境だけじゃなく、自分で作った環境に、なお左右され続けているように見えた、みたいな。
個人的には、終盤で出てくる映画監督の話がいちばんしっくりきた!