おとうふだいすき "蹴りたい背中" 2026年3月16日

蹴りたい背中
蹴りたい背中
綿矢りさ
うーん、すき! 上手く言えないけど、余韻がある感じがいいな、なんか。 主人公は高校生。 「私は私と付き合う人間を自分で選んでるんだ!」みたいな、こじれた自意識を抱えたぼっちな女の子。 そんな彼女が、同じくぼっちで、アイドルが好きな男の子と、ふとしたきっかけで話すようになる。 物語の展開としてはこんな流れだけど、濃ゆく描かれているのは 「(自分を絶対に1番に好きになってはくれないけど)目の前で、自分に心を許してくれてるこの人」を「痛めつけたら、どうなるんだろう」というめんどくさい好奇心にある (だから"蹴りたい背中")。 その感情がふと立ち上がる瞬間の描写だったり、それ以前から滲む主人公の痛々しさも含めて、 どうしようもなく惹かれてしまうような1冊だった!
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